大瀧詠一 SONGBOOK2
さまざまな人に提供した曲の寄せ集めですが、こうやって聴くとラヴソングもコミックソングも、ルーツは古き良きアメリカなオールディーズにあることが分かります。「ロング・バケイション」のイメージから洗練された都会的なホップスというイメージがありますが、それは大滝詠一の本質ではないことが、よく分かります。AOR的な本当の意味での洗練は鈴木茂のほうがずっと強いです。大滝ソングとは、本当に解説を読んでいても分かりますが、スペクターの暖炉のようなウォール・オブ・サウンドを咀嚼し諧謔味を加え、日本風にアレンジしたネタありきな音楽、つまり全てがある意味てのパロディなんだということなんです。そういう意味では、うなづきトリオや山田邦子に提供したお笑いソングなどは彼の真骨頂なわけです。日本屈指のソングライターというイメージはありますが、実は天性のメロディメーカーとかではなく、非常に変わったプロデューサー気質こそが大滝詠一が本質です。
クレージー作戦 くたばれ ! 無責任 [DVD]
大映での2作(1962年)、そして東宝での無責任シリーズ2作(1962年)を受けて、もうここで(1963年)大胆な路線修正がなされているのです。ということはわずか一年の無責任シリーズだったというわけです。なんというペースの速さと仕事量でしょう。実質的にはもうここで、無責任という突き抜けたキャラクターとしての植木等は消えてしまったわけです。むしろ明らかにされるのはサラリーマンではなく、会社の経営陣の方こそ無責任だったという逆説です。そして結末はその経営陣の無責任さに社員が愛想を尽かすという結末になっています。日曜にはゴーストタウンとなっていた丸の内を全員が歌いながら行進していく最後の場面は印象的です。その後もたくさんのクレージー映画がおよそ10年近く作られるわけですが、ここから先はもう無責任というキャラクターは背景に退くことになるわけです。監督のオーディオコメントがついているversionがついており、これは当時の映画の撮影の背景や裏話が豊富に披露されており貴重な証言となっております。
結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤
ここにレビューしてる僕は18歳です。もちろんクレイジーキャッツを知ってる友達は一人もいません(泣)僕も50年前のミュージシャンにはまるとは!「ザ・ヒットパレード」のドラマでスーダラ節を聞いて・・・それから借りて聞いてみたらもう虜に!!次から次へと買いまくりました!その中でもこのCDが一番です。バイトで怒られた時とかも植木さんの歌声で忘れてしまいます!!僕的には「無責任一代男」と「クレイジーのクリスマス」が大好きです!!あ〜〜わかってくれる友達が欲しい・・・
クレージーキャッツ メモリアル DVD-BOX
発売前にTV番組での紹介を見ただけですが、それだけでもかなり面白かったです。
最近のバラエティのようなおカルさが無く、正に大人向けバラエティの真髄ですね。