007は二度死ぬ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
この映画007ファンの間では「愚作」と評判が悪かった。しかしDVDで見直すと地下鉄丸の内線やお馴染みのホテル・ニューオータニ、国技館が出てきて面白い。ショーン・コネリーはどうメイクしても日本人には見えないが、浜美恵は綺麗だし丹波哲郎も好演。脚本はパトリシア・ニールの旦那のロアルド・ダールでイアン・フレミングの親友。対戦中はパイロット。2メートル近い長身。トヨタ2000GTも。ヤマハがエンジン製作。安くて買って損なし。さてイスラエルのスパイ・佐藤優は逮捕されて外務省を「休職」になった瞬間からスパイとしての「使用価値」はゼロ。もう外交機密には接することは出来ない。だからはっきりいって国民への「危険性」はもうない。国民はただの前科者の小錦みたいな腐れデブという認識でこれが正しい。しかしイスラエルにとっては「爆弾」である。用済みスパイだが口が軽いしメタボ。酔っ払って何をゲロするか解からない。「始末」するに限る。佐藤は3年以内に地獄行き。自業自得だろ。毎日自棄酒自棄食いだそうな。「始末」される前にメタボで死ぬ可能性も。これは一種の「自殺」 佐藤「処刑」宣告は反響が少なくない。しかしもうお終い。
戦国武将ぴあ ゆかりの地と城をめぐる旅 (ぴあMOOK)
今年は城めぐりに力を入れており、そこでこの本が役立った!
前半はもちろんタイトルどおり人気の高い戦国武将の人物像と史跡紹介。
後半数ページには城特集が!おおお、ナイス!!
いやぁ、上田めぐりの際には助かったでやんす!ありがとう!!
第2弾も発売されたので、是非両方チェックしてください。
廃城をゆく (イカロス・ムック)
あまたある中世城郭本の中でも、この本は傑出しています。
妙に著名城郭を載せて購買層を広げようとしない潔さが素晴らしい。
内容も申し分ありません。
あの『図説茨城の城郭』の執筆陣が参加しているので、安心して読んでいられます。
二〇〇七 姫路城 [DVD]
DVDはまだ観ていませんが、ライブの感想で☆5つ評価です。
姫路城ライブから早1ヶ月が過ぎますが、
あの時の直太朗さんの歌声と残像が、ふとした時に蘇ってくるくらい、
私にとっては心深くに刻まれた素晴らしいライブでした。
DVDでどこまであの時の空気感が伝わってくるかわかりませんが、
夜、ライトアップされて浮かんでいるように見える姫路城をバックに、
和風にアレンジされた曲たちを歌う直太朗さん。
発売まで待ちきれない、楽しみな1枚です。
日本美術まんが 国宝トゥナイト The Quest For History
発行日の隣りに記されている、「写真協力先」のリストを見て頭が下がりました。出光美術館、高徳院(鎌倉の大仏様のお寺)、東寺、東大寺、京都国立博物館、那覇市市民文化部博物館(沖縄!)……他にもそうそうたるお顔が並んでいました。
これだけの大御所から、ご協力と、何よりも信頼を得るのに、どれだけの年月と労力を必要とされたのか。……いえ、労力、などとはきっと微塵も思っていらっしゃらないのでしょう。ストーリーの、そして絵の端々から、これでもかと国宝への「愛」を感じました。
オタク的な愛(笑)も。
「トージの心臓」、「聖☆おじさん」、「寺へ…」、「世界の中心でアイを叫ぶもの」……以上、全て章に付されたタイトルなのですが、これだけでも相当コアに、多種多様なアニメを網羅されていることが伺えます。個人的に、いわゆる「オタク」と呼ばれている人たちは(私も然り)、多かれ少なかれ国宝マニアになる資質を秘めていると信じて疑わないのですが、その持論を目の前で実証されたような清清しさを感じました。
まさに、「こんな本、待ってました」。
メインの四コマも、サクッサクッとリズミカルに読めますし、お話も面白く、無理に説明しようとされている感がありません。であると同時に、各国宝の精密な描写にも驚かされます。源氏物語を漫画化した「あさきゆめみし」を思い出しました。(内容もさることながら、調度品に至るまで一切手を抜かれていない点で、共通する「愛」を感じました)
また、個人的に嬉しかった&ありがたかったのは、巻末の写真付録、特に年表(「まんがでわかる日本美術史の歩み」)です。美術館や博物館に足を運ぶたびにいつも思っていたのが、
作家と絵は一致するけれど、時代がイマイチぴんと来ない(覚えられない)
ということ。それが、こちらの簡易年表を見たら、「あーっなるほど!」と、スッコーンと脳天にホームランを浴びたように、初めてスッキリと腑に落ちたのです。日本史の教科書のようにあれもこれもと詰め込まれておらず、むしろバッサリと削られ、「必要最低限」に留められているからこそ、体系的な流れが整然とよく見えました。これからは、新しい楽しみ方ができそうです。
……最後に。
39ページの、鎌倉大仏(胎内)拝観料について。「……そんなに安いんなら、いっそのことタダでよくね?」 言っちゃった!笑 長年ずっと思っていたけれど口には出せなかった疑問を、気持ちよく代弁してくださって、心からありがとうございました(平伏)