イグアナの娘 (小学館文庫)
本当にイグアナの姿で登場する主人公がおもしろい。ほんとうはかわいい女の子なのに、まわりのいろいろな環境から、少しばかり劣等感をもっている。それがイグアナの姿として、現実を逃避しているのかもしれない。
日常をトボトボと過ごす姿が憎めないです。本物のイグアナを思うとかわいすぎ?
イグアナの娘 The Daugther of IGUANA DVD-BOX
当時の彼女が面白いし菅野もすごく可愛いよ、と薦めてくれた時
ストーリーを話してくれましたが、正直バカにして本気で聞けませんでした。
基本のストーリーは自分(菅野)と彼女の母親(川島直美)だけが自分(菅野)がイグアナに見える。
というのは実は彼女の母親が実はイグアナで、人間に恋をした母親が
魔法によって人間にしてもらった。そして恋した相手である父親(草刈正雄)と結婚した。
生まれた女の子(菅野)は母親にだけイグアナに見え、母は長女に
辛くあたる。彼女も自分がイグアナに見えるから自信もなく
オドオドと生きている。。。。
長々書いてしまいましたが、こんなアホな話が面白いと思いますか??
しかし、再放送で私は作品にも菅野にもハマッてしまったのです。。。。
感動もしますし、時には涙すら浮かべてしまうのですから、
我ながら笑ってしまうほどでした。
しかし、本当に日本中が涙したということですから
やはりこの作品はかなりの「力」があります。
騙されたと思って第一話と二話だけでいいから見てください。
後はきっと貴女もハマッてしまうはずです。。。。
kiss~BEST for lovers~
ドラマ「秘密」の挿入歌「お前でけのための愛」を聴きたくて1曲のためだけにはチョット高いなと思いながら買いましたが何度か聴いているうちに韓国の歌手の歌唱力に引き込まれ今では毎日全曲楽しんでいます。
特にシン・スンフンの「お前だけのための愛」は心にしみて感動します。いろいろなタイプの曲が入っていますが どれも素晴らしく車の中でも運転中に聴いています。
これだけ楽しめれば少しも高くありません。お奨めのCDです。
ドラマチック デイズ ベスト・オブ・TVドラマ
今までに放送されたテレビ番組の主題歌に使用された名曲を集めたコンピレーションアルバムです。この2枚組の全36曲は、ドラマの主題歌というくくりだけではなく、世界の人々に愛され続けてきた名曲の集大成といった趣でした。
エルヴィス・コステロが歌う「スマイル」を聴くと、キムタクとそれを追いかけるさんまの名シーンが印象的だった「空から降る一億の星」のエンディングを彷彿とします。
でもそのようなテレビ・ドラマを見ていた方だけでなく、私のような50代の音楽ファンにとっては、ここに収録されている曲のどれもがリアルタイムで愛してきた曲ばかりなのです。
マイケル・ジャクソンの「ベン」を聴くと、少年時代の愛らしい頃の彼を思い出しますし、スリー・ドッグ・ナイトの「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」等は、よくぞ主題歌に取り上げたくれた、と拍手を送りたいような選曲です。
ダイアナ・ロス「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」、サラ・ヴォーン「ラヴァーズ・コンチェルト」、ママス&パパス「夢のカリフォルニア」、エルトン・ジョン「ユア・ソング」、アバ「ダンシング・クイーン」、サイモン&ガーファンクル「冬の散歩道」、ギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」、と書き上げますと、愛してもやまないオールディーズの名曲の数々ばかりが並びます。
幾多の思い出が本当に歌と共に走馬灯のように浮かんでは流れていきました。私の青春の歌です。そしてその思いはドラマを見ていた若い世代へと引き継がれていきます。
ただ、残念なのはミッシェル・ボルナレフの「シェリーに口づけ」の音源の状態が良くないことです。他のコンピ盤でも感じましたが、良い原盤はないのでしょうかね。
私のような洋楽ファンにとっては、リバイバル・ヒットを集めた究極のベスト盤というべきものといえるでしょう。
テレビ・ドラマを見られた方にとっては、思い出がまた蘇ることでしょうね。お買い得なのは間違いありません。オススメします。
イグアナの娘 (PFコミックス)
天才を定義すると、常人には及びもつかないことをできる人だと思っている。
(ただし、常人が憧れる方向に限る)
この萩尾さんが、その天才の1人で。
ぼくはそもそも少女漫画を読まないのだけれど、なんでこのイグアナの娘に肩入れするかというと、
それはテレビ朝日のドラマ「イグアナの娘」に惚れ込んだから。
だから、どうしても原作を確かめてみたく、読んでみたというわけだ。
ドラマは3カ月の連続ドラマだったけど、原作は50ページほどの短編。
その短編に、見事に凝縮された、人の気持ちが激しい勢いでぼくの心をノックするのだ。
いったい、他人の中に自分とそっくりの部分を見つけたら、人はどんな反応をするのか。
なぜ、そっくりの部分に気づいたのか。
そっくりの部分は自分にとってどんな価値があるのか。
自分を見つめ直すには、なまなかにはできないことだ。客観的になるのもやっかいだし、評価もしづらい。
何より、自分と直面することは照れくさい。
この「イグアナの娘」の主人公は、青島リカではない。その母である、青島ゆりこなのだ。
リカの苦しみと努力は、青島ゆりこの投影だ。
そして、それは、読み手である、僕たちへの問いかけでもあるのだ。
さあ、ぼくの心の中にいるイグアナはどんなのだろう。いつか気づくことができるのだろうか?
そんな風なことをいろいろ考えさせられるのだった。