EMOTION the Best 宇宙海賊ミトの大冒険 2人の女王様 DVD-BOX
幸せな作品だった、放送時期は20世紀末、日本のアニメはとっくに美少女満載のマニア向け路線とキッズ、ファミリー向け路線に分かれていた、そんな時代に初期の東映アニメを思わせるキャラクターデザイン、恋愛よりも家族愛に重きをおいた作劇スタイル、一見美少女眼鏡っ娘だが実は母親で中身はけっこう所帯じみた主人公、といわゆるマニア層に受けそうでは無い条件が多々ありながら好評の内に第二期が製作、放送された、基本が連続ストーリィな為か一話ごとのエピソードの起承転結が弱くぱっと見の印象ほど面白くは無いのだが(これはこの作品の監督の他作品にも言えることだが)とにかく常にお祭りさわぎの作品でノリの良さに惹かれて見入ってしまうつまり製作スタッフの奮闘ぶりやワルノリに視聴者であるファン達が喝采を送ったり、暖かい目で見守ったりしていたのである、この製作者にも視聴者にも愛された「日本アニメ界の異端児」が初のDVDーBOXとしてロープライスで帰ってくる、これも幸せであると言えよう、この度の粋なはからいに喝采。
本作の出演声優陣は当時人気と実力を兼ね備えた人達、少しばかりなつかしい顔ぶれの名演も本作の魅力と言える。
宇宙海賊 ミトの大冒険~ミトよ永遠に!(STELLAR BUSTER MITO FOREVER)
ミトの大冒険2作以後の物語をミトと欄磐が茶飲話をしながら回想します。
前作のドラマCDに比べるとすこしおとなしめな気がしますが、相変わらずのドタバタぶりは健在で、各キャラクターがいつも通りの勢いで活躍します。
所々にはなぞの台詞も入っていて楽しめました。正月のアイキャッチも印象的。
2作のオープニングとエンディング曲、睦月と正月のデュエット曲が収録されているのがお得です。
ダーティペアの大冒険 (角川文庫 緑 544-1)
是非是非読んでください!
読めばわかる。この作品がいかに多くの亜流を生み出してきたか。主人公の性格設定、話し方、エトセトラ(ついでに文章も)…。 しか~し、所詮は亜流。本物のもつ魅力の足元にも及びません
SF的ギミックをきちんとおさえつつ、主人公の女の子二人の活躍に的を絞った活躍は軽快なストーリーとともにグワッと迫ってきます。
アニメ化されたから知っている人も多いけど小説版は更に面白い!買って損したという人は、これからスペースオペラは買わないほうがいい。なぜならこれより面白い作品なんて無いと言ってもいいくらいだからだ。
買え! 買え! とにかく買え!
読み終わるまでの至福の時間を保証しましょう
宇宙海賊ミトの大冒険 DVDスペシャルボックス
これはまた、二十年前……いやさ、三十年前のセンスだよ。キャラクター・デザインなんか、往年の東映動画はいっているし。
あくまでテレビアニメの枠内でワイド・スクリーン・バロックやってるっつーか、ひっくり返したおもちゃ箱みたいな感覚で、個人的にはとても嬉しくなってしまいました。深夜枠の低予算、それに全十三話の短距離走だからこそ可能だった作品だと思う。
少ない線で表現されたディフォルメされたキャラクター、全銀河を巻き込むお家騒動は、王家が雌雄同体種族であったがための近親憎悪的なホーム・メロ・ドラマで、異星人がらみの学園ラブコメで、ご町内で銀河の覇権をかけた宇宙戦争やっちゃうような、こうして紹介していてもなんだかよーわからん、複雑怪奇な作品なのである。たぶん、ダメな人はぜんぜんダメなんだろうけど、かえって、頭のやわらかい子供たちなんかは細部は理解できなりに、このゴチャゴチャ感を面白がるんじゃないのかな。そういう意味においても、夕方の枠で再放送して欲しいねえ。個人的には。