秋元流 虎ノ門編
歌謡曲のビジネスモデルは1990年代初頭にはすでに終焉を迎えていた。幕引き役は秋元康である。とんねるずで歌謡曲を、おニャン子でスターシステムを、「なんてったってアイドル」(85)でアイドルを、「川の流れのように」(88)で美空ひばりを、「情けねぇ」(91)で賞レースをパロディ化し、消費し尽くすことで、“歌謡曲のビジネスモデル”に終止符を打った。秋元を責めているわけではない。秋元は“歌謡曲のビジネスモデル”の皿に最後に残ったソースを舐めつくしただけであり、歌謡曲への愛情からその延命装置を外しただけだろう。世の中の流れがもう歌謡曲を必要とはせず、秋元は機を見るに敏で、その幕引き役を買って出ただけの話である(まあ残ったソースはそれなりに美味しかっただろうが)。「秋元流」は愛憎相半ばする存在としての秋元康の集大成である。どうしても構えて聴いてしまうんだけど、拍子抜けする位、あとに残らないんだよね。同じ体裁の松本隆「風街図鑑」のほうが聴きごたえはずっとあって。それは優劣じゃなくて、文学(文化)志向、広告(資本)志向ってテイストの違いであり。シングルはシングル盤で、あるいはテレビ、ラジオで聴いてナンボの消費財なんで、秋元が正しいとも言えるし。まぁ、「秋元流」と「風街図鑑」の聴き比べで、70's/80's、モダン/ポストモダンの歌謡曲の断層って見えてくるけどね。松本隆に歌謡曲への愛情は一切なく、秋元康にこそ歌謡曲への思い入れが目いっぱい感じられる、ってのが歪んでて皮肉なんだけどさ。
妊娠・授乳とくすりQ&A (実践Q&Aシリーズ)
レビューが消されていたので再投稿します。
数名の方から、参考になるというご感想がありましたので。ありがとうございます。
メインは医療従事者向けですが一般の人間(私も)が読むにも、
それほど難解ではありません。
妊娠中の一般の薬(頭痛や風邪や市販薬・サプリメント等)についても書いてあります。
持病がある場合、妊娠と薬の相談を出来る専門的な場所は
とても少ないので、貴重な本だと思います。
妊娠する前から、また妊婦さんのいらっしゃるご家庭で一冊あったら
薬やサプリメントについて自分でも調べられるのでとてもいいと思います。
医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か
医療従事者の、現場からの痛切な声。
著者の主張は、主に医療に対する認識を世間の人に改めてもらいたいということです。
単に待遇改善をしろと言っているのではもちろんありません。
現在の医療制度と医療に対する認識が続けば、医師の志向は楽な診療科や開業に向かい医療の水準を保てないと言っています。
求められるのは、医療制度の改革と医療に対する認識を改めること。
本書には現状の分析、課題の提起、そして解決法まで書かれてありひとつの論文のようです。 それゆえに一般の読者には少しよみにくい部分もあると思います。 広く読まれてほしいから、そこが惜しい、、、
ぜひマスコミ関係者にこれを読んで著者の主張を一般の人に届けてほしい。
ぜひ医療行政関係者にこれを読んで医療の改革に活かしてほしい。
そう思いました。
東京 五つ星の手みやげ
銘品と定評ある商品ばかりが紹介されている。
持っていって恥ずかしくないお薦めの東京の手みやげ集。
無数に存在する手土産達の中から、はずれのない選択をしたい方へ。自分で食べる人にも。