魂のジュリエッタ [DVD]
はじめて観たが、
ジュリエッタ・マシーナの可愛らしさが
何ともいえずよかった。
冒頭の、交霊術の怪しい感じから、
最後の最後まで、不思議の国のジュリエッタ、
とでもいうようなフェリーニによる幻想が
ちりばめられていた。
変わらぬ可愛らしさを
みられるだけでも、何とも和める。
Voodoo
肌にヒリヒリ、下腹にドスドスくる、サラブレッドのブラックミュージック!
あのディアンジェロの2ndアルバムとして
2000年のリリースの時から聴き続けてそろそろ10年
いまだに驚くほど色褪せない
そして「これはブラックミュージックの世界遺産のようなもの!大勢に聴かれてほしい!」
と叫んで紹介したい衝動と
「これは解ってる人間だけで密かに楽しんでいたい媚薬」
とニンマリしていたい気持ちとが入り混じる
ともあれ、ぜひ聴いてみて下さい
ここでこの人、ディアンジェロのやっている音楽は、「ストリート」で生きている人間だけが解る「ストリートの現実」を描くラップ/ヒップホップとも違うし、ブラックであることを最大限に活かしながらブラック以外のオーディエンスにも買ってもらえて一緒に歌って踊ってもらえる世界戦略ビジネスになっている近年の「R&B」とも違います。好みの分かれる所でしょうが、この人は才能ありあまる「音楽の純血種」「ブラックミュージックのサラブレッド」なので「俺の音楽には音楽以外の(余計な)ものはいっさい要らないぜ」(「ストリートのワル」に憧れてもらうための物語も、世界中で売れるための戦略も不要)という美意識で音楽を作っているように見えます。ぜひ手に入れて、何年かかけて馴染んでみて下さい
この「Voodoo」で聞こえる音楽は、肉体そのまま
このビートは、血管をドックンドックン流れる熱い血そのまま!
「The Line」や「Chicken Grease」のこの切れ味!
「Playa Playa」や「Devil's Pie」のこの濃さ、恐さ!
(この二曲で聞かれる、ビートに対するコンマ数秒の「遅れ」!後ノリを超えた明らかな「遅れ」!カッコ良過ぎる!いったいこれ、自分の演りたいように演った自然な結果? それとも・・・?)
「Feel Like Makin' Love」(カバー)や「Untitled (How Does It Feel)」の甘味、
「Spanish Joint」のこの佳作ぶり、秀逸ぶり!
(こういう素晴らしい曲を作り込み過ぎないでポンと「あ、こんな曲もあるぜ」的ぶっきらぼうさで持ってくる感じ、「あとはライブで聴いてくれ」的な感じは、「Parade」や「Sign of the Times」でのプリンスを思わせる)
「GREATDAYINDAMORNIN’/BOOTY」は、7分35秒もあるし、この濃いアルバムの後半の配置されているので聴き込むには体力が要るトラックだ。だがガマンして聴くといろんなことに気づく。前半は、闇を流れるようなディアンジェロのファルセットにベースやバスドラが遅れ気味について行き、地の底へ下降していくようだ。それが一転して最後の2分半はボーカル、ビートともに明るさを持ち、天へ昇って行く)
こういう感じでそれぞれの曲が素晴らしく、そしてやはり、アルバムとして体験したい作品
このアルバムに出会えた人は幸福、
このサウンドを味わうことは至福、
スティーヴィー・ワンダーやプリンスといった天才型・サラブレッド型の先人達も、この「Voodoo」の仕上がりには、「やられた!」と苦笑いしたかもしれない
カーティス・メイフィールドや、ジェイムズ・ブラウン、マイルス・デイヴィスといった偉大な先駆者達も、このアルバムを聴けばニヤリとしただろう。
「コイツは音楽がわかっている!素晴らしいヤツじゃないか、D!」と
肌にヒリヒリ、下腹にドスドスくるサラブレッドのブラックミュージック!
まさにVoodoo!
ここでのディアンジェロは、月並みな千人の「アーティスト」や「スター」をたった一騎で圧倒する音楽の鬼神のようだ
今後の活動や次のアルバム(いつ出るんだろう?)で、もしこの鬼神のような気配が変わっていたら、なおさらこのアルバムの貴重さは増す
ブラウン・シュガー
MAXWELL経由で辿り着いたD’AHGELOですが、視聴したときも
MAXWELLと比べながら聴いていました。
MAXWELLも独特なサウンドを奏でるアーティストですが
彼が繊細で美しく甘美な感じがするのに対して、D’ANGELOは
スモーキーで荒々しくどこか暖かい印象を受けました。
ジャケットの風合いがまさに音世界。ネオソウルの面々は
アートワークにも嘘偽りがありません。
もう幾度となく聴いていますが、時が開けば出してきて
聴いてしまいます。彼の音と声は彼以外には表現できないので
他のアーティストでは代わりが効かないのです。
お気に入りはBROWNSUGAR、LADY、SMOOTHといったところでしょうか。
SMOOTHは特に鳥肌もののかっこよさ。
オーガニックでJAZZYな演奏、ピアノがクールに鳴り響く中
Dのファルセットが渋くその中を漂う。
コレは買いです!
スマイルBEST アマゾネス ヘア解禁 ニューテレシネ版 [DVD]
中学校の時、日曜映画劇場で見て異様に興奮したなぁ……。
学校で「ナイフはアンダースローで投げなきゃだめだ」と言ったら通じたから、やっぱりみんな見てたのね。
美形の女優、素晴らしいセットと衣装。金もかかっています。アマゾネスの女王選びのエロさや、子作り時のユーモラスさなど、見ていても飽きません。終盤で、二人のアマゾネスが素っ裸で決闘――レズシーンへの流れはエロさ最高潮。
自分の中ではこれを越えるエロティック映画は現れていないと思っている作品。