ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
前作が面白いと次回作はどうしても不安になりますが、本当にまったくの杞憂でした。
前作とはジャンルが違うので比べるものではないかもしれませんが、個人的にはこちらの方が好みです。
登場人物は歴史上の偉人達。色々な偉人が何らかの理由でひとつの異世界に集まってきます。
とにかく一巻から賑やかなこと!
日本史ではおなじみの織田信長から土方歳三意外にも、歴史上のチートキャラと言われるローマの爺さんやロシアの女王、さらには昭和のエースパイロットまで
時代も国も超えていろんなキャラが出てきます。
歴史上の人物を扱う他の漫画とちょっと違うのは、それぞれが世間でデフォルトされてる人物像と一味違ってるところ。
織田が眼帯してたりとか、聖女と呼ばれるジャンヌ・ダルクがちょっといっちゃってたりとか。
なるほどこういうのもありか!と読んでてとてもワクワクします。
登場人物全員が個性豊かでストーリーもしっかりしてるので、各人物の人となりを知らなくても十分に楽しめると思いますが、
どなたかも書かれてました様に誰もが知ってる有名偉人ばかりではないので、
ん?なんだこいつと興味をもった人物がいたら是非調べてみては如何でしょうか。きっと面白さが2倍になるかと思います。
実際私自信も日本史の方はまったく詳しくないので読後歴史の本を引っ張り出してきました(汗
追記
やっぱり今回もいましたね、眼鏡っ娘の巨乳キャラ(笑)なんだか安心しました。
沿志奏逢 3
「沿志奏逢」は1から聴いていますが、今回は曲目を見て即買いしました。自分が注目しているのはGOING UNDER GROUND「ハートビート」、キリンジ「Drifter」、RADWIMPS「有心論」です。
どれも最高の出来だと感じずにはいられませんでした。
「ハートビート」はとても力強くて希望が満ち溢れてくるようでした。アルバムの出だしを飾るのにぴったりなナンバーです。
「Drifter」は原曲とアレンジがあまり変わっていなかったのですが、櫻井さんが歌うとまた違った印象になり、詞、曲の美しさがさらに際立っていると思います。間違いなく大名曲です。
「有心論」は原曲よりも壮大になっていて、櫻井さんの美しくも激しい歌声とマッチしていました。櫻井さんが早口で歌うのはかなり珍しいです。
この3曲以外にもフジファブリック「若者のすべて」、小田和正「緑の街」、そしてBank Bandのオリジナル曲「奏逢〜Bank Bandのテーマ〜」などがお勧めです。
このアルバムを機に原曲の方も多くの人に知ってもらえれば幸いです。
The Night Drifter: A Novel
ヒストリカル・ロマンスは数十冊読みましたが、私の中では1−2を争う面白さでした。
有り余るほどの夢と野心、プライド、正義感を持った18歳の若者が、幼い不倫の愛に
敗れたとき、軍隊で破滅的な行動に出る。そして致命的な重傷を負ったとき、それを
助けたのは双子の弟だった。しかしその兄弟愛を素直に受け入れられない主人公
ランスロットのプライドと心の葛藤。さらに、ランスロットの幼いころの親友は
長い確執を抱えた宿敵の家の息子。その友情はけっきょくは裏切られてしまうのか?
それらが、ランスロットの名前が象徴する『アーサー王と円卓の騎士』の物語りに
絡んで進んでいきます。ランスロットは自分自身の本当に愛に辿りつけるのか?
Bride Finderは今回の主人公ランスロットの父と母の物語りで、そちらよりも心の
葛藤や筋書きが面白く、最後まで楽しめ、不覚にも涙するほど感動しちゃいましたが、
Bride Finderを読んでからの方が背景がよくわかります。
荒野のストレンジャー【ユニバーサル・セレクション1500円キャンペーン/2009年第4弾:初回生産限定】 [DVD]
クリント・イーストウッドの監督デビュー作「恐怖のメロディ」から2年後の1973年に発表された監督第2作、前作よりスタッフも俳優達も監督の意図とおりに作業している場面が容易に想像できる上質の娯楽活劇です、
クリントはこの後も同様のテーマ・物語の作品を繰り返し作ります、後の作品ほどヘビーな演出となり、本作の勧善懲悪・復讐絶対主義の単純明解な演出は娯楽映画として後続の作品よりも楽しめるファンも多いでしょう、
本作の成功は撮影地(カリフォルニア州シエラズ、モノ湖Lake Mono、有名なヨセミテ国立公園に隣接する東側)の不思議な光景を獲得した時点でなかば約束されていたかもと思わせる実に美しい光景の広がる土地が舞台です、
英語タイトルを直に解釈すれば「高地平原の流れ者」となり、まさに撮影地に現れた主人公そのまま、高地平原という日本人には馴染みのうすい地理用語がかえって詩情を感じさせるように思います、
保安官役としてさんざん鞭で叩かれるのが、本作を始めとして数多くのクリント・イーストウッド作品のアクション指導を担当し後にダーティ・ハリー5を監督することになるバディ・バン・ホーンです、
BUOYANCY
一聴すると地味な印象ですが、繰り返し聴くとじわじわくるアルバム
全体的にヒンヤリとした触感
個人的には今作はキャッチーな曲が少なく、やや実験的な方向に傾いているような気がします。
歌詞は相変わらずいつものキリンジ。飄々と、そして淡々と語りかけてくる彼らの世界。
いちばん聴きやすいのは♯7「空飛ぶ深海魚」でしょうか。「3」収録の「サイレンの歌」に通じるしっとりしたナンバー
あと♯3の「ホライゾン!ホライゾン!」も個人的にはなかなかの名曲と思います。
♯8「都市鉱山」がめっちゃトーキングヘッズなのはご愛敬でしょうか(笑)。