エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
悪魔祓いだか祓えなかったのかよくわかりませんが、主演女優が真に迫りすぎていて怖かったです。迫真の、という言葉を超えたリアリティを感じました。しかし、あまりこの手の作品は好んで見ないので公平な判断かどうか心許ないですが、それでも今までに見た作品の枠を壊してくれるようなものはなかったように思います。いつも思うのですが、 実話云々はこの手の作品の常套句なので、それは作品そのものの評価と無関係としても、基本的にキリスト教やその文化圏に関する素養に欠ける自分のような者には、本質的なすれ違いがあるのかもしれません。
エクソシスト ディレクターズカット版 & オリジナル劇場版(2枚組) [Blu-ray]
「エクソシスト」が日本に初上陸したのは74年、その時のメディアのセンセーショナルな扱いは、本当に凄まじかった。
当時14歳だった者からしても、怖いモノ見たさで、期末試験が終わった後、友人たちと胸の高まりを抑えながら、名古屋のグランド劇場に走ったのを今も思い出すのだが、その鑑賞感は、身の毛もよだつショッカーとの期待が強かっただけに、それ程でもないなと言うのが率直な気持ちだった。
それから36年、待望の初BD化を貪るように観て改めて感じるのは、今作は、年を取る毎にその凄さを実感させてくれる映画だと言う事だ。
今作が内包する恐怖の本質、それは信仰心への懐疑と不安、懊悩、人間としての弱さ、そして贖罪だと思う。恐怖映画と呼ばれるジャンルで、これほど宗教的でシリアスな作品ってないんじゃないか。だから当然、真の主役は、悪魔に取り憑かれた幼きリーガンではなく、ジェースン・ミラ―扮するカラス神父だ。
脚色も手掛けたウイリアム・ピーター・ブラッディによる原作が実に面白く、映画を解析する助けとなっているのだが、それでも、欧米人の宗教観、悪魔観、キリスト教と言うフィルターを通さないと、今作の真の怖さは理解出来ないと思えるし、自分自身も未だよく解らない部分もある。
それでも、今作は傑作である。
“サディスチックな完全主義者”ウイリアム・フリードキンによるクールで切れ味鋭い演出力と、直載的で煽情的な恐怖描写(そう言えば、サブリミカル効果も使ったとの噂もあったっけ)の数々にはやっぱりそそられるし、名手オーウェン・ロイズマンの絶妙なライティング、例えば、有名な、“リーガンの寝室で悪魔と対峙する神父ふたりの吐き出す息が白いと言うなにげないシーンを敢えて逆光では撮らず、俳優たちの背後にライトを忍ばせ、彼らが息を吐く瞬間を狙って、顔に当たらないよう細心の注意を払いながら息だけにライトを投射した”(フィルムアート社「マスターズ・オブ・ライト」より引用)、との面倒かつ神業的技巧の跡も、BDで、より鮮明に甦ってくるからだ。
主役のミラ―は若くして病死したが、メリン神父役の名優マックス・フォン・シド―は81歳にして現役、老けたメイクだったけど当時44歳だった。
因みに、エレン・バースティンがやった進歩的なオスカー女優のモデルは、ブラッドリーによれば、シャーリー・マクレーンをイメージしていた。
そして、ありえないキャスティングの映画を観に行こうと誘うのが口ぐせの(笑)リー・J・コップ扮するキンダ―マン警部は、後発のユニバーサルTVのコロンボ刑事がキャラが類似しているとの話で、訴訟沙汰になったとかならないとか。
発情エクソシスト! ~祓うと発情するお嬢様に仕えてます。~
メインヒロインの褐色肌の女の子に釣られて買ったんですが
まさかサブヒロインの鬼娘の方がここまで魅力的だったとは…
やれば分かるんですが(レビューの意味ない)とにかく可愛いんです
正直値段的にもしょうがないんですがエンディングがメインヒロインと
ハーレムしかなかったのは悲しかった…続編希望!!
ただ、一つ悪い所を上げるなら男のサブキャラいらね…
こいつはメインヒロインを性的な意味で狙っているうんこマンなのですが
マジで不愉快でしたよ。こいついないだけで全然違う。
青の祓魔師 5 (ジャンプコミックス)
今巻から長編スタートとなり、色々なキャラクターが登場します。黒幕から、京都組の兄弟、親など沢山と。
他のレビューにも書いてますが、長編の準備。6巻にもかなり期待できます。
絵も上手いし、キャラもちゃんと成り立っていますし、おまけも豊富。
しかし、この巻には戦闘シーンは、あるけどないです。派手な戦闘シーンはないのであしからず。
『このマンガがすごい!2011』が発表されました。青の祓魔師は16位です。王道作品が上位に入るのは難しいと思ってました。本屋で立読みしてビックリしました。
あと、アニメ化決定です。
鋼錬の劣化みたいにならなきゃいんですけど、期待しています
エクソシスト ディレクターズカット版 [DVD]
最初のオリジナルの公開時に映画館で4回も見ました。DVDになって、しかもカットされた所が再編集されて出たと言われた時は劇場では見ませんでした。
で、最初レンタルでこの再編集版を見た時に何か少し違和感を感じました。
監督自らが「挿入しない方が良かった・・」なんて言っていたなんて
今初めて知りました。
私が感じた事を書きます。「スパイダーウォーク」=あっと言う間に
過ぎてしまいます。瞬きをする内にと言っていいかも。
劇場なんかであくびをしたら見逃してしまうでしょう。
終盤の刑事と牧師との会話=物語を「現実」に引き戻そうとしたんでしょうか?私には「くどさ」しか感じず、余計なものにしか見えませんでした。
他にも見逃してしまうシーンはたくさんあります。
催眠術で悪魔が出てくる時に一瞬顔が変わるレーガン。
所構わず現れる「白塗りの悪魔の顔」
もう、トホホですね。でも2枚組になっているDVDは買ってしまいましたけど・・・(説得力なし・・^^;;)
オリジナルで私が感じたのは悪魔と人間との戦いと言っていて
そこには宗教の無力さや親子との葛藤。話題になった悪魔払いも
最後に悲しみが漂う別れ。それの余韻が残るのがオリジナルだったんですね。
その後現実に引き戻されても・・・・ね?