バロック International
PSの頃からバロック大好きです。
スティングはいちど作った作品の世界を丁寧にリメイクして更新し続けてくれて、ファンにとっては喜ばしいことです。
今回は3Dになったしキャラが増えたしボイスも入ったし、既存のバロックという世界がさらなる広がりを見せてくれました。
お好きな人にはたまらない、何度でも楽しめる作品です。
万人向けではないけれど、おすすめです。
EA Best Selections バロックシューティング
バロックファンとしても、ゲームとしてもまあそこそこ楽しめると思う。
キャラはすべてBAROQUEから。自機(プレイヤー)は天使虫リトルで、
敵を撃つと武器(迎撃手法変更)やイデアセフィロス(ライフアップ)などが落ちてくる。バロックファンはそこらへんでも楽しめるはず。
ステージを自由に選択してのタイムアタックもあり。
ただステージ数が少なく、「これしかないのか」と思ってしまうかも。
結構EASYでも難しいので難易度の調節でカヴァーするしかないかも。
楽器の世界コレクション1 - ブランシェのチェンバロ - 18世紀ヴェルサイユ・クラヴサン音楽の美の世界 浜松市楽器博物館所蔵の名器“ブランシェ”による [DVD]
ヨーロッパの多くの楽器博物館が所蔵している名器と言われるもののなかでも、実際の演奏に役立つ楽器はそれほど多くない。特にチェンバロは構造が複雑かつデリケートで、共鳴体の器自体が最も重要な弦楽器などと違って、専門家による頻繁なメンテナンスが欠かせないために、ともすると博物館を飾る単なる調度品に成り下がっている場合が殆んどだ。こうした楽器の往時の響きをイメージするのは甚だ困難だが、今回浜松市楽器博物館の館長の英断によって行われた完璧とも言える修復作業の結果がこのレクチャー・コンサートに結実している。DVDとしては35分程度の短いものだが、収録内容は価値が高くまた充実している。
パリのアトリエ、ブランシェ工房によって1765年に製作されたこのチェンバロが、実際の演奏に使用できるまでの修復期間は実に10年に及んでいる。勿論撥弦部分のインストールだけでなく、音響板や台座の装飾も含めての大修復だったようだが、こうして歴史的な名器が蘇生した。ピッチは修復に携わった人や演奏家の中野氏自身の長い期間の試行錯誤の結果a=400、いわゆるヴェルサイユ・ピッチに落ち着いたようだ。この低いピッチによって音色に特有の典雅な雰囲気が醸し出されている。また調律も平均律ではないので、スケールを聴いていると平均律を聴き慣れた私達の耳には意外な感じを与えるが、それによって得られる和声の響きは非常に美しい。
このライヴ・コンサートで演奏されている曲目は当時の楽器の機能を最大限に活かした、純粋にチェンバロで再現することを前提に書かれたフランス・バロック、ロココの作品で、中野氏の優れた演奏によってこれらの曲が持っている魅力が余すところ無く引き出されている。それは様々なタイプの装飾音に満たされたひたすら華美な音楽だが、ある意味では刹那的で、当時の宮廷生活の虚飾や倦怠さえも髣髴とさせる興味深いものだ。
バロック 歪んだ妄想 ベスト
端的に言えばキモいギミック満載のA・RPGで、簡略化されたダンジョン・マスターと言えば語弊があるかな。けれどもシステム的に未完成の感が否めない。いくらダンジョン自動生成機能があるとはいえ、単調さは拭えないし、剣での戦闘も戦略に欠け、あとは癖のあるアイテム群でいかに立ち回るか、プレイヤーのセンスが問われる。プレイ中は嬉しい誤算と思わぬハプニング(大事な武器やアイテムをなんらかの形で消失)が同居し、そのトラブルをいかにアドリブを利かせて乗り切っていくかが実はハマる要因だったりする。
システムはこの際おいといて、世界観に触れたい。『外界では紅い空が覆い、記憶を失って罪の意識だけを抱えた主人公は、上級天使に導かれるまま神経塔と呼ばれる歪みの根源に歩んでいく……』
いつか見た僕の悪夢のようで魅力的ではないか。シュールで病的でダークなノリは人を選ぶが、相性さえ合えば長らくその世界の住人になれるだろう。僕は収集癖に乏しいのでアイテムコンプリートにこだわらず、ダラダラと神経塔探索を好んだだけだが。
特筆すべきは米田匡治氏が手がけた楽曲だ。どこかで聴いたことがあるような曲を目指したとあるが、まさしく僕にはデジャヴュ誘う懐かしさと重苦しい陰鬱と、時に神々しさすら感じさせる曲は瞑想するにもってこい。あるいは不協和音めいたインダストリア・ノイズが耳に心地よいと思うのは、きっと僕だけではあるまい。
ちなみにこの世界観を居心地よいと感ずる人ならば、デヴィッド・リンチ監督の処女作『イレイザー・ヘッド』も受け入れられるはずだ。恐らく制作者の米光一成氏も影響を受けたであろう(推測)悪夢めいたカルト映画もまた、独特の空気感をもっており、観れば拒否反応示す人と、まったく平気でむしろ絶賛する人とに意見が別れるが、バロック好きなら共感を憶えるにちがいない。
僕らの歪んだ妄想はいつまでも続く。
The Baroque Bohemian Cats' Tarot (Cards & Booklet)
「バロック」というだけあって、背景の装飾は巧緻で、衣服は華麗で、見所の多いカードです。
肝心の猫!とても可愛いです、猫っぽい猫だらけで大好きです。中には表情が擬人化されすぎた猫もいますが、僅かなので、そうした猫が嫌い、という方でも大丈夫だと思います。イラストの猫だけでなく、実写の猫も混在しているようです。
伝統的なマルセイユ版なども考慮してか、大アルカナには番号が振られていません。図案はウェイト版に忠実とはいえ、10本の剣が猫に刺さっている、というようなことはないので、一安心。
カードサイズは130×78mm、厚さは全部で30ミリもありませんので、小さな手でもフルデッキ扱えるでしょう。ただ、いかにも紙製といった造りなので、耐久性は低いと思われます。
カードの印刷は、裏面と、色によっては部分的にやや荒いのですが、その他は良好、鑑賞にも十分堪えうる程度で、全絵札です。
既にセカンドエディションに移行していますので、ファーストエディションが欲しい人は注意。セカンドになり変更された大きな点は、イラストを囲んでいた枠が取り払われ、イラストが大きくなったこと。絵柄の変更も多いようです。以上の評価もセカンドのものです。