てのひら怪談―ビーケーワン怪談大賞傑作選 (ポプラ文庫)
2冊目よりは実験作というかバラエティーに富んだ物凄く不思議なお話が多かったです。
怪談と形容するのも勿体ないような不思議な物語の世界が広がっていました。
ただ、中には何度も読み返さないと分からないお話もあったりシュールレアリズムの絵のような内容のさっぱり理解出来ないお話もありました。
2冊目よりも混沌とした内容の本ですが、これが3冊目となるとどうなってしまうのかが今から楽しみです。
ボランティア・NPOの組織論―非営利の経営を考える
実際にNPOの活動をはじめた後、組織を継続、成長させるため、
経営を確立させ、活動を充実させていくために必要となる考え方・戦略が具体的に書かれている一冊です。
ほかの本ではあまり、「人材獲得」や「組織のネットワークの拡大」について触れてはいませんが、
この本では、「能力あるヒト」の確保の必要性や、活動に関わる人のモチベーションの保ち方など現実的で必須の問題を取り上げています。
4名の著者と2名の編集者によって最近書かれた本なので、NPO組織論がさまざまな観点で書かれており、内容も「新しい時代の日本」に合っています。
面白く、勉強になった一冊でした。