SONGS I
いつの時代の中村雅俊が好きか、年代にもよると思うのですが、デビュー曲の「ふれあい」から「恋人も濡れる街角」あたりまでのヒット曲が網羅されているこのアルバムは断然お薦めです。中村雅俊はやはり俳優としてのイメージが強いので、出演作の人気振りとの主題歌のヒットが重なったこの時代は彼の最も光り輝く頃だと思います。「ふれあい」「俺達の旅」「夕陽丘の総理大臣」の青春シリーズは懐かしいですし、名曲「心の色」「恋人も濡れる街角」も含まれています。一定の年代の人にとっては、想い出の詰まった名曲集じゃないですか、きっと。
俺たちの旅 Vol.6 [Blu-ray]
日テレのあの時代の名作ドラマが今回 Blu-ray化して発売されます。BDの大容量を利用しての旧作テレビドラマのソフト化が大々的に始まったようです。うれしいですね。井の頭公園、トランザムの音楽、ほろ苦く懐かしい青春ドラマです。
私は中学の時再放送で見たクチなのですが、俺たちの旅は奔放に生きるカースケ、気弱だけど優しいオメダ、ダメなんだけどなぜか良くもてるグズ六さんの3人を中心に彼らを取り巻く人々と彼らと出会う様々な人たちとの出会いと交流、楽しいことや苦い経験を描いた青春ドラマです。
10年ごとに制作された続編も今回最終巻には収録されるそうです。カースケと洋子の恋愛は「十年目の再会」の時、描かれた物語で胸が痛くなりました。小椋佳さんの「少しは私に愛をください」が挿入歌で流れ
「やさしくしないでよ、私にやさしくしないでよ!」と砂浜で逃げ出す洋子。彼女にはカースケたちと歩んだ青春の日が懐かしく、そして切ないのでした。青春の日をともに歩んだからこそカースケに飛び込めなかった自分。振り返る青春の日は、人生のすべてではなく彼らにとっても今も続く人生の旅なのです。
「年をとる度に寂しさは増していく。されど心は俺たちの旅」
ずいぶんあの日から遠くへ来てしまいましたが、こうして再びソフト化されることで一つの時代の雰囲気が甦るような気がします。1巻ずつゆっくり購入していこうと思っています。
先日ラジオに出演した田中健さんが「実はまだ終わっていないんですよ。40年目にやりたいと思っているんですよね。」とおっしゃっていました。楽しみですね。
昭和の大ヒット大全集(下)
この種CDは他社からも多数だされてますが、不要な曲もいっぱい入って数万円程度してますが、この商品は50曲に絞られており、価格も手頃で、お勧め品だと思います。
良き昭和の、大好きだった曲、皆で歌ったり聞いた曲がほぼ網羅されており、それぞれの曲と共に、当時の思い出が走馬灯の様に浮かんできます。
家で聞くも良し!車で聞くも良し!吾輩は更に、家庭麻雀で仲間と一緒に聞き・口づさんでおります! 歌のある家庭に揉め事無し!! とても気に入ってます!!
釣り天狗にささげる本―これを知ったら釣り師の天才! (青春BEST文庫)
テレビ東京系で1976年1月〜1985年9月まで放映されていた「われら釣り天狗」の本です。
時代背景もあって、当時に隆盛を誇ったマブナ釣りを始めとして、ヘラブナ釣りのことも詳しく掲載されているのですが、これが何だかヤバイ・・・。
例えば、80ページの「厳寒期のヘラはスレで釣るのも手のうち」というタイトルで分かる通り、釣り堀の新春大会を攻略する方法としてスレのやり方、仕掛けを紹介しています。
賢明なるヘラブナ釣りファンならばお分かりの通り、大会でのスレ取りは大罪。そんなことが許される訳がないですね。野釣りですら、スレを黙認しているだけで推奨はしていないし、スレまくって上位入賞しても周囲の目は冷ややかです。
それを釣り規定が厳しいことで知られる「釣り堀」の、しかも「新春大会」で勧めている訳です。1枚でもスレらしき行為があっただけで、問題になるのに、明らかなスレ狙いで、しかもフラシへドンドン入れていったら・・・想像がつきません。
今となっては、誰が書いたか分からないこの内容。
実践したら、間違いなく大きなトラブルに発展しますので、注意して下さい。
MFシリーズ/MFコンピレーション 熱血先生グラフィティ-学園ドラマ ミュージックファイル-
95年に同様の企画で「青春ドラマシリーズ ソングブック/これが青春だ」というオムニバスCDがキングレコードから発売されていたが、今回は主にコロムビア音源を中心とした学園ドラマの主題歌・挿入歌集。
キングの「青春ドラマシリーズ ソングブック」でのブックレットは各番組の紹介と歌詞の掲載データが少々のみだったが、この「熱血先生グラフィティ」は収録作品の放送リストや挿入歌の使用話数と挿入歌の使用回の言及など、より細かい部分を押さえたブックレットが充実している。音質もデジタル・リマスタリング作業によって過去のオムニバス盤より遥かに向上。
青春ドラマの主題歌集は手垢が付いた企画ではあるが、独自の工夫も見られる。
トラック7、9、12、13、22~24は初CD化の音源であり、懐かしドラマファンは勿論、中村雅俊ファンにとっても必聴盤であろう。
ただこのアルバム内の『熱中時代』『スクール★ウォーズ』の主題歌は急遽収録が決まったようで、ブックレットに放送リストも掲載されていないのが惜しい。