HAPPY END
もう終わっていたはずのはっぴいえんどが、ヴァンダイクパークスとアメリカでレコーディングできるならと再び集まった。ほとんど趣味のようなアルバム。すでにソロ活動に入っていた大滝、細野は曲を渋り、多くの曲は鈴木茂のもので出来上がっている。
ラストに入っているさよならあめりかさよならにっぽんの詩は現場で松本隆が思いついた言葉でその場で絶賛を受けたらしい。最後にふさわしい曲が、アルバムの最後に入りはっぴいえんどはすべてをきれいに終える。
細野晴臣トリビュートアルバム-Tribute to Haruomi Hosono-
何の予備知識もなく聴き(買い)ました。
私的に数多くの発見がありました。
「風の谷のナウシカ」「ハイスクール・ララバイ」って、細野氏の作品だったのか・・・。
何故に”ヴァン・ダイク・パークス””ジョン・セバスチャン”が・・・そして”バツク・ミュージシャン”では、リーランド・スクラー、ガース・ハドソン、ジェフ・マルダーetc...
コシミハルの名前も嬉しいです。
是非、お聴きください。
細野晴臣 STRANGE SONG BOOK-Tribute to Haruomi Hosono 2-(DVD付)
ジャケットの絵がほんとうにしっくりとくる一枚です。
参加している人たちが、みんな楽しく心地よく演奏しているようで、
聴いているこちらも楽しく心地よいです。
現時点での個人的お気に入りは、
キセル「四面道歌」:キセル特有のほにゃほにゃした音と歌詞が、絶妙のまざりぐあい。
鈴木慶一「東京シャイネス・ボーイ」:シャイネスボーイ本人による、まさにシャイネスな仕上がり。
しかしながらボリューム満点の作品なので、
今後また違った発見が続出しそうでわくわくします。
細野晴臣と地球の仲間たち~空飛ぶ円盤飛来60周年・夏の音楽祭~ [DVD]
細野さんの還暦!?を祝うパーティだから、あんまり難しいこと言わずに観てました。
豪華ゲスト!がよいです。
まず、前説?でYMOの3人がでてきておぉ!となり、その後のヴァン・ダイク・パークス、そしてジム・オルークの演奏。
ある意味、アメリカの音楽シーンにおける2人の巨人が細野氏をトリビュートする、というサプライズ!映像で観れるなんて幸せだな、なんて思いました。
Disc1の後半、小池光子がでてきたあたりから、お祭り騒ぎから雰囲気がかわってきて、コーネリアス、高橋幸宏、坂本龍一3人のガチンコ勝負は見もの。
Disc2で細野さんは、「早くやめよう。」なんて言ってますが、1980年のYMO全盛期に雑誌「写楽」のイベントで、3人でアコーステックセットのフォークをやり、客をドン引きさせた事件が、頭をよぎったのかな?なんておもいました。
だいたい、なんで円盤で「タントラタントラ」なのか、さっぱりわかんない!と言うのは野暮なんしょう?こうしたぶっとんだジョークも許されるのもキャリアのうちなのかな。
後半でまたヴァンが出てくるんですが、ヴァンは細野氏の才能に嫉妬し、「HOSONOをアメリカに入れるな!」と言っていたことを有名な話。
お二人は長い付き合いですが、そんなこんなで微妙な距離をとり、ギクシャクしていたんです。
そんなご両人がおんなじステージでにっこり笑いあう。
齢をとることはある意味いいことですね(笑)。