黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年
一言でいえば、黄金世代について検証した本。ひとくちに黄金世代といっても、Jリーグで活躍し続けている者、下部リーグへ移った者、ヨーロッパから日本に帰ってきた者…と様々である。
その中で、たとえば中田浩二が言う。ヨーロッパでは、フィジカル重視で、ファウルもなかなか取ってくれないと。日本代表が世界で強豪になれない理由はそこにある気がする。Jリーグのルールを変えて、ファウルをあまり取らないようにすれば自然と当たりが激しくなり、フィジカル面も鍛えられるのではないか。体の大きい外国人選手をもっと受け入れることも大事だろう。選手がヨーロッパに移籍するのも重要だが、やはり日本代表の基本になるのはJリーグである。できればルール改正をしてほしいものである。
黄金世代はもう出てこないのだろうか?確かに、小野、稲本らのスター集団はいろいろな条件が重なってたまたま出てきたといえる。しかし、選手を育てる環境は今のほうがよくなっているはずだ。やはり、タレント集団が続いて出てこないのは、日本では野球が一番人気のあるスポーツだからだろう。イチローや松井、松坂のように、運動センスのある子供はサッカーではなく野球のほうに行ってしまう傾向がある。サッカーが最優先である南米などとは違うのだ。黄金世代を再び生み出すには、育成システムもさることながら、Jリーグのクラブや日本代表が結果を出し、もっと日本のサッカー界を盛り上げていく必要がある。第二、第三の黄金世代が出てくるとき―その時こそ、日本は一流のサッカー国になっているに違いない。
2006年FIBAバスケットボール世界選手権オフィシャルDVD 『アメリカ代表 激闘の軌跡 2枚組BOX』
予選ラウンドディスク、ファイナルラウンドディスクともそうだったんですが、ナレーションが時々間違ったことを解説。
スコアした選手ではなく違う選手を言ったり。2ポイントを3ポイントと言ったり。。。(-_-;)
構成も単調。せめてコートへ向かう選手がしゃべっていることが分かるように、字幕を入れて欲しかった。
ワールドユース選手権大会 日本サッカー史上初! U-20日本代表「準優勝」への軌跡 グループリーグ編 [VHS]
世界的にサッカー後進国の日本があのWYで何と決勝進出!
日韓まで指揮をとるトルシエの手腕を決定付けた大会。
そして、そのメンバーが凄い。
仏W杯でいち早くフル代表入りしていた天才小野を中心に、エースの高原、本山、稲本、遠藤、小笠原、加地、酒井、播戸、永井、中田浩などその後フル代表で中核を担う選手が揃い踏みした豪華メンバー!
特に小野を差し置いて背番号10を付けた本山のドリブルは圧巻だった。
シャビやフォルラン、シモンなど名だたる選手も参加していた中で小野と共に大会ベストイレブンに選ばれるのも納得の出来。
守備陣も手島や中田浩を軸にフラット3がよく機能していて、当時のフル代表より強いとされていたのも頷けた。
結局優勝はできなかったが未だ敗れぬ日本サッカー、いやアジアのサッカー史に残る金字塔となった。
今後日本がWYで決勝進出する事があるのだろうか…