出雲の阿国 第三集 [DVD]
どうやって、阿国歌舞伎一座が、一世を風靡したのかという過程を丁寧に描いていて、男性をしのぐ、人々を魅了する力、、、。そこには、敢えて『天下一』を気にも留めない無欲な阿国の姿があったから、、、。こういう感じは、いまの芸能界にもあるかもしれないですね、、、。売ろうとするのではなく、芸事が、単純に楽しければ、知らない間に人は、魅了されていくものだ。しかし、何度か男のプライドというか、昔は特に男よりも女が優れていると実感してしまう瞬間は、つらいものなのだろうか?阿国は、結構、ただ踊りの好きな普通の女であるにもかかわらず、男に去られてしまう。堺雅人さん演じる三九郎は、本当にプライドの固まりというか、こんな男に貢いでは、いけないというかすぐにすさんで、女をあっけなく捨てる人間だが、堺雅人さんが、演じると、ひとつひとつのセリフが心に染み入る瞬間があって深い、、、。しかし、夢破れ、後半は、あまり出番が少なく残念だった。しかし、最後には阿国に心に残るセリフを残し、謎に消えていく、、、。いいところは、すべて鈴木一真が、持っていってしまったか?!最後は阿国も出雲に帰り出雲で死す。予想外に印象に残るストーリーでした。三九郎を奪った、阿国の妹は、映画『ココニイルコト』で、堺雅人さんの妹役をやった原田夏希さんですね、、、。妹役の後に恋人役かぁ、、、。なにげにいつも女には困らない役が多い堺雅人さん、新たな一面を見れた事は、たしかです。
戦え!キャプテンボニータ [DVD]
ボニータ役の吉村さんも見所ですが、
ステーションっていう支持するリーダーみたいな
役の徳井さん。相方さんですね。
めっちゃ面白いです。すごい発言が出てくるので
そこも聞いていただきたいです。
声のみの出演なのでしっかり聞いてください!
へうげもの(10) (モーニングKC)
カンムリ鷲の活躍もいいが、
ここはやはり第百三席 「レオン&ドラゴン」
伊達政宗と蒲生氏郷の男対男の男ぶり対決がいい。
後半から朝鮮が舞台、焼き物のお勉強タイムです。
第百八席 「エクソダス〜さらば窯大国〜」
「生まれや育ちに拘わらず 人生は過酷なものぞ・・・
左様な人生への最大の復讐は・・・
笑ろうて暮らすこととは思わぬか・・・?」(本文から)
ドキッと、どきドキッと、ゾクッとしました。
出雲の阿国 DVD-BOX
ここに映る菊川怜が哀しいほど美しい。目がキラキラと輝き、往年の大スター岡田茉莉子の若い頃を彷彿させる。。いなくなった男の持ち物を触りながら、泣き崩れるワンシーンワンカットは、驚愕さえ覚えます。中々見れない、菊川怜の2時間ドラマも是非ソフト化を希望します。
出雲の阿国 下 改版 中公文庫 あ 32-9
歌舞伎の創始者と言われる才は、人並みはずれたものがあったのかも知れません。
そんな彼女も男に恋をし、嫉妬し、思い悩む。現代の人とも変わることのない繊細さを持った、一人の人間。
それでありながらも、一本芯の通った彼女の生き方には美しいものを感じます。
有吉佐和子先生の描いた阿国を観て、より阿国という人物に興味が深まりました。
描写が濃密なので、世界観にどっぷりと浸かり人にオススメです。