海底鉱物資源—未利用レアメタルの探査と開発—
「日本は、地理的にも地球学的にみても幸運な位置にあって、資源開発の現場にもっとも近い国の一つである」。
メタンハイドレ―ドが含まれていないのは残念だが、マンガン団塊、マンガンクラスト、熱水性硫化物の3つの海底鉱物資源について取り上げてある。海底鉱物資源の概要、分布と調査状況、3つのそれぞれの特徴と組成、これらができる仕組み、探査方法、開発方法、課題、将来展望について紹介している。
カラーのものは最初の数ページだけだが、資料や写真が豊富。一番関心を引いたのは、3種類の資源の広域分布図。これはなかなかすごい。他にも、実物のマンガン団塊やマンガンクラストの写真、チムニー(熱水硫化物の噴出口を形作る柱)の写真、クラストの濃集率の変動例、それぞれの化学組成の表、顕微鏡写真、品位や埋蔵量のデータなど、いろいろある。
マンガン団塊は成長が非常にゆっくりで百万年に数nmであること。マンガン団塊とクラストは物性・組成面での大きな違いはないこと(但し、vernadite, buserite, todorokite の3種のマンガン鉱物のうちvernaditeだけ)。開発にあたっては環境への配慮も必要なこと。また、わずかに触れられているだけだが、海水から直接資源を取り出す試みというのも個人的には気になった。
3つのうち一番開発に近づいているのはマンガン団塊で、残りはまだ確立した手法がない段階のようだ。しかし、地上の鉱脈と比べても有望なものが多く、資源量も膨大だ。しかも、調査されている範囲はまだ少ない。一方で、海底資源の開発には乗り越えなければならない様々な課題があることもよく分かった。
日本はニッポン! 金融グローバリズム以後の世界
最近は積み本が増えていたのですが、対話形式での記述のおかげか、すいすいと読み進めることが出来ました。読んでいるうちに「早く次を読みたい」と思う本は久しぶりでした。
内容に関しては他のレビュアーの方々が書かれているので、私がわざわざ書くこともないと思うのですが、非常に良書ですので、オススメです
世界経済、政治、数字には出ない各国の事情など非常に多くの視点から、わかりやすく書かれていると思います
お二人の次回作にも期待しております
BOQARI インナーイヤーイヤフォン Q1ブラック ケース付き Q1WCBL
Rock Musicの為に、私はAustraliaバンドのHillsongと言うグループのTake It AllのLive Recordingで、DeepとBass Boosterの設定で、Bass Responseを試しました。Loudnessをオンにして、ドラムのシンバルの音のレスポンスがとてもTerrificです。Treble Boosterの設定でも、高音はHarshではありません。
Electronic Musicの為に、Ian MacIntoshのAwakenedと言う曲で、ステレオセパレーションはとても分かります。
クラシック音楽の場合Mozart Clarinet Quintet K581でSabrina Meyerの演奏では、オボエのValveの音は聞こえます。そしてDaniel BarenboimとItshak PerlmanとYo Yo MaのBeethoven Triple Concertoの中にホールの音まで聞こえます。設定は最新iPod Touch 64のEQで、フラットでした。iPhone 3GSで、Cincinatti PopsのGrand CanyonでSunriseの最初の5秒間にTimpaniが軽くたたいているは初めて分かりました。設定はClassicalでした。
Voice RecordingでしたらStanford UniversityのCS193P Introduction to iPhone Application Programmingの録音はキレイに聞こえます。
殆どどんなアイフォンのEQ設定でもキレイに聞こえます。他のイヤーフォンはEQ設定は1つぐらいに限られていますが、このセットで、80%のEQ設定までキレイです。インナーイヤーの為だからアップル社のアイフォン/iPod Touchに入っているイヤーフォンより楽です。
感受日本 わかりあえるか中国人と日本人
著者は来日当初あらゆる事について日本と中国の価値観や考え方の違いに遭遇しますが、持ち前の好奇心と素直な心でもって日本を理解しようと努力します。この本は日常の様々な出来事を題材として中国人の目から見た日本人を描いていますが、その洞察はすばらしく日本人自身が日本人を理解するための貴重な視点を提供してくれると同時に中国人の考え方や価値観も教えてくれます。
私が特に面白かったのは、著者が日本の童謡に興味を抱きコーラスクラブに入ったことが縁で実現した日中の草の根交流についての部分です。クラブの人が中国旅行をするのに案内を頼まれたのが切っ掛けで、日本人に中国を理解してもらおうと考えます。ところが、いざ計画を練り始めると文化的相違による様々な問題に直面します。著者がどのようにしてこの困難を乗り越えるのか、ハラハラ・ドキドキしながら読ませていただきました。日本人と中国人が分かりあうということがどれだけ困難なことかが良く分かると同時に、熱意があれば必ずわかりあえるということも分かり心が熱くなりました。
最後に、中国の大学生の事情についても詳細に書いてありますが、政治に翻弄されてきた中国人の歴史とその中で力強く生きている中国人の姿がよく理解できて良かったです。
この本は、中国人をまるごと全部理解するためにとてもよい本だと思います。
ひとつ難点があるとすれば、各項のタイトルが8文字の漢詩?になっていて読み下しが付いていないため勉強の苦手な私には何となく意味はわかるものの読めないイライラがありました。でも、本文はとても読みやすい文章なので内容を理解する上ではまったく支障はありません。
モータウン1970s ベスト・セレクション
最初はジャクソン5目当てで聴いたのですが、どのアーティスト達もソウルフルな歌声が素敵で、思わず聞き惚れてしまいました。ポップなノリが最高!ずっと聴いていても飽きさせない、そんなパワーが感じられました。
ただ1つ残念だったのは、ジャクソン5の「ABC」が入っていなかったこと。てっきり、収録されていると思っていたのに・・・。