ルーマニア・マンホール生活者たちの記録 (中公文庫)
生まれたところや 皮膚や 目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう
―THE BLUE HEARTS 『青空』
そんな怒りと悲しみがリアルに感じられました。
ロマ(ジプシー)への差別、マンホールで暮らす子供たち・大人たちへの蔑視、
社会の格差と生活苦。
ルーマニアの現状を覗き見て、日本に暮らす自分の生き方を、改めて見つめ直しました。
より良い社会を作っていきたいですね。
著者の早坂さんの勇気と行動力に脱帽。
広く冷静な視野に基づいて書かれた文章は読み易く、一見難しげな社会情勢もわかりやすく書かれています。
おすすめの一冊です。
ルーマニア エイズと闘う子供たち
93年に出版された本なので、現状がどうなのかは分からないのですが、
かつてのルーマニアで、エイズの子供達と医師・ヘルパーがどんなに大変な状態にあったか分かります。
殆どが白黒ですが、中にはカラーで写真も載っています。
1ページに1枚ぐらいの割合で写真が載っているので、分かりやすいと思います。
日本でも確実にエイズ患者が増えているので、自分には関係ないわ、と言う考えは捨て、一度エイズについて考えてみましょう。