MUSICMAN(初回生産限定 “MUSICMAN” Perfect Box)(DVD付)
DVD、ライナーノーツを見ると、桑田さんがいかに音楽を愛していて
真摯に音楽に向き合っているか分かる。
ファンでない人からすれば、テレビ等での姿から、
適当に好きな音楽をやってヒットを飛ばしているように見えてしまうかもしれない。
だが実際の桑田さんの一つ一つの作品を作り上げていく過程の真剣さには驚くばかりである。
これぞ音楽界で30年以上生きぬいてきたプロの姿なのだと思う。
相変わらずバラエティに富んだ作風にも圧倒される。参加ミュージシャンの演奏技術も素晴らしい。
どんな曲調にも合わせて歌い方、声を変えられる桑田さんの歌唱力は凄いの一言。
術後レコーディングを再開し、最後の最後に歌入れをしたという「月光の聖者達」が
特に素晴らしい。CMで聴いた事がある方も多いと思うが、歌詞の内容は
桑田さんの少年時代に見た「ビートルズ初来日」のテレビ中継が元になっており、
そこから大きく人生が変わっていき、気がつけば世の中も様々に移りゆき今の自分がある・・・
若い人には書けない、今の桑田さんだからこそ書けた歌詞に胸が熱くなる。
桑田さんと同じ時代に生きていて良かったと思う。
是非、普段桑田さんを聴かない人にも聴いてほしい一枚。
桑田さんのお仕事 07/08 ~魅惑のAVマリアージュ~(初回限定盤)
今までサザンと桑田さんの年越しライブは映像ソフト化されませんでしたが、(私は今回のツアーの年越しが外れました)ようやく実現してすごくうれしいです。
そしてこのツアーもファンクラブの会員でさえ取れないプラチナチケットでした。
私は名古屋のライブを1列目で見ましたが、すごくサイコーでした。そしてその感動が何度も見れると言うのがうれしい。
一番爆笑したのがメンバー紹介と「漫画ドリーム07」の歌詞です。
「よっ、桑田佳祐!」の掛け声私も参加したかったです!!
CDのほうは原坊の曲と新曲が入っていますが、DVDとCDでこの値段は良心的です。
別冊カドカワ 総力特集 桑田佳祐 カドカワムック 62483‐78 (カドカワムック 375)
数ある、桑田佳祐さんの「MUSICMAN」特集のなかでも一番良い書籍だと思います。最初から最後まで全部桑田さん特集です。コブクロやMr.Childrenの桜井さんが桑田さんの事を語っている記事も必見です。他にはさまぁ〜ずや松下奈緒、大泉洋なども桑田のことを語っています。桜井さんの記事は桑田の思いが一番伝わってきました。 桑田さんのカラー写真も沢山あり満足です。 その他には、「MUSICMAN」をもとにしたオリジナルストーリーやマンガもあり、ボリュームがハンパないです! 何か一つ迷っているならこの本を買って下さい!
MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2011年 03月号 [雑誌]
非常に為になった。
KUWATA BAND~桑田佳祐の作品 全アルバム 全シングル 変名ユニット、共演作ほか
DVD/映像作品 提供曲と参加作
桑田さんの上記記事が読みたかっただけでしたので、他の記事は全く読んでおりません。
MUSICMAN(通常盤)
う〜ん、これは凄い。最初に聴き終えた後、しばし声も出せなかった。そして、デビューから33年、ず〜っとファンでいて良かったぁと心底思えた大作。ある意味、桑田流・ブルースの集大成なのかもしれないね。
過日、シングル「本当は怖い愛とロマンス」のレビューで、「最近は手癖が…」とか「一人サザンなのか、ソロなのか中途半端」なんて書いてしまったんだが、今作を聴くと、桑田さんはもはやそんな“些末”な感情をとっくのとうに超越していたんだということがよくわかる。いや、ここに至るまでには「ヒット曲出さなきゃ」とか「サザンらしい曲を」なんていう、有形無形の葛藤やらプレッシャーがあったんだと思う。僕のような無責任なレビューを書き連ねるヤツもいるだろうし、「隙あらば酷評したい」とか考えるバカヤロ様もいるしね(笑)。そんなこんなをマルっと飲みこんで、辿り着いた境地がこのアルバム。人間・桑田佳祐の魂の咆哮、受け止めきるだけの器量が自分にあるんだろうか、なんて自問自答してしまう。
と、こんな大袈裟なレビューをつい書いてしまうほどの大作なんですが、実は大仰なとこなぞ微塵もない。気の合うメンバーと若い頃を思い出したか、事前合宿までして練り上げた楽曲群は、どの曲も虚飾をそぎ落とした「シンプル・イズ・ベスト」を地で行く、ライブ映えしそうな曲がズラリ。で、「孤独の太陽」や「東京」の要素もあれば、サザンっぽい曲もある。ディランやビートルズが顔を覗かせつつ、昭和歌謡テイストもチラホラ。てれ隠しのおちゃらけや、エロももちろん(笑)。一曲一曲、それぞれがそれぞれに違う表情を見せつつ、全てに桑田汁がダラリ満タン。いやぁ、恐れ入った、脱帽です。