ロマンシング・サ ガ3 オリジナル・サウンド・ヴァージョン
幼き日にゲーム発売当時に店頭で流れていたOPで心奪われ
衝動買いした思い出深い作品です。
イトケンと呼ばれバトル曲に定評のある伊藤氏
「バトル1、2」と「四魔貴族バトル1、2」は
まさに伊藤氏の持ち味が出ている作品の代表例だ。
個人的にはOPとENDに流れる曲も忘れてはならない。
しかしバトル曲ばかりが取り上げられる場合が多い氏だが
他の曲でも質の高い様々なシーンの楽曲を提供してくれる。
SFCソフトの時代にゲーム音楽でスクウェアが群を抜いた
クオリティーを誇っていたことが分かる作品の一つだろう。
(FFの植松氏、ロマンシングサガの伊藤氏など)
ロマンシング サ・ガ3 完全攻略編
フリーシナリオが魅力だったロマサガ3。
主人公も男女比4:4と性別を問わずに楽しめ、仲間の数も
かなりのもの(キャラによっては仲間にできない者もいた)。
それだけにどのイベントを優先的に起こしたり、どのダンジョンに
行けばいいのか…と迷う人もかなりいたはず。
その迷いを断ち切るための一冊と言えるだろう。
ロマンシング サ・ガ
「フリーシナリオ」という、どこで何をしても基本的にOKという独特のシステムを持つ。
(殺人もできるが後で後悔する事になる。ちなみに、救済措置あり。)
プレイヤーは男女8人からなる冒険者たちのうち、一人を主人公として選ぶ。
年齢が若いほど能力値上昇が高く、年を取るほど初期の能力値が高く設定されていたり、両親の職業や利き腕の選択によって主人公の性能が大きく変わる。
さらに、セリフやシナリオの展開が主人公ごとに少しずつ異なり、それぞれのシナリオで、このゲームの世界の謎が少しずつ見えてくる作りになっている。
神話の世界が題材なだけに、三途の川から天界まで、多種多様なダンジョンが存在し、広い世界観をゲーム中で感じる事ができる。
ここまで設定を活かしたゲームは当時にはあまりなかったのではないだろうか?
後にWSC、PS2でリメイクされた。
シナリオ面ではSFC版よりWSC版の方が充実しているが、PS2版はあらゆる意味でSFC版の良さ(世界観の広さ、シナリオ重視の雰囲気)を失ったと感じる。
私はいわゆるキャラクター重視のゲームが大嫌いなので、イラストでも、各キャラクターの民族らしさをSFC、WSC版のイラストがとても良く表現できていただけに、PS2でみんな同じようなキャラクターになってしまったことが全く残念に思いました。
ロマンシング サガ -ミンストレルソング- オリジナル・サウンドトラック
まずは三邪神戦の曲は偉大なるデス神(マテ)と戦わせていただく際に流れる『死への招待状』以外はイマイチ…
シェラハ戦『呼び醒まされた記憶』は、ループ部分の後半が完全にイトケン節からかけ離れている…一ゲーム中に使われるロック曲としては評価に値する曲ですが、正直イトケンの曲としてはいただけない。
元の曲の出た背景が背景なだけに、下手にアレンジせず、音質向上程度にとどめていて欲しかったのが本音(でもイントロ部分は好きだったりします)
『決戦!サルーイン』も正直な話、イントロ以外面影が無く、サルーインの曲と思うとやはりイマイチな側面が目立ってしまうのは、やはりイトケンファンのサガか…(しかし、ロマサガ3のラストバトルの面影を強く残している為、別な意味で名曲なあたり余計悶々と…)
全体的に非戦闘曲に秀逸なアレンジや新曲が多いだけに、(イトケン本人は苦手と仰られておりますが)バトル曲が人気のサガとして、バトル曲がサントラとして聞く際に微妙というのは正直…として辛いですが、星3つです