Heidi (Wordsworth Collection)
あんまりお安いのでいったいどんな本かとどきどきでしたが、届いてみて案外普通の
本だったのでびっくりしました。
ハイジとピーター以外名前を覚えていなくて最初人物関係に躊躇しました。
でも、ストーリーはなんとなく覚えているので、何とかリズムよく読みとおせました。
(ピーターの)おばあちゃん思いのハイジに何度涙したことか!
かなりお安い本なのにすごく感動してお得感いっぱいでした。
英語の難易度は中程度くらいかな。
魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
この作品を視聴していると、時折まどか達と同じ中学時代の自分を振り返る時があります。
視野も狭く、考えも幼く、そして生きる世界も決して大きな所ではなかったその頃。
そんな中で日常を鮮やかに彩っていたのは、友人と馬鹿をやっていた時の記憶ばかりでした。
そう、友人が居たことがこれ以上ない財産だった。
それは誰しもが過ごした、当たり前の日常に裏付けされた他愛のないものだったはずです。
本作では、そんなささやかな日常を謳歌していたまどかに小さな違和感が生じる所から物語は始まります。
当然、やがて未知の現象がまどかに降り掛かるのですが、普通に考えてもただの女の子である本人にすればそれはもうパニックでしょう。
その時痛い思いもせず、知らない誰かに華麗に助けられて、おまけに愛らしい喋る生き物に「何でも願いを叶えてあげるから力を貸せ」なんて言われたら、等身大の悩みも手伝ってまんざら悪い気などするはずもなく・・・。
そう、おかしい事などないのです。
それこそが本作の真髄であります。
後になって解るのですが、この作品は恐ろしいまでにシナリオと演出が計算されていて、一話の冒頭で殺伐とした空気を見せて子供向けでないことをアピールしつつ視聴者の興味を引き、感情移入を手堅く獲得しながらそれが最高潮に達した所でアニメならではの「お約束」のレールを一気に外れます。
その瞬間、「自分は思い込みをしていた」という意識が、暴力的なまでの引力を伴って視聴者を現実に引き戻す。
ここで重要なのはその表現に問題があるわけではないということです。
寧ろ問題として提起すべきは、我々視聴者が『アニメ=所詮は娯楽』という、楽観的な固定観念を無意識に内包してしまっていたという事実であり、本作はその虚を見事に突いています。
ともすれば、その後の展開と登場人物の立ち回りに疑心を抱くようになり、気がつけば一寸先は闇になっている・・・。
この疑心が、私の胸中に抜き差しならない緊迫感をもたらしました。
それはひとえに人の持つ『業』と言っても過言ではないでしょう。
この、物事の本質への気付きを得た時、私はこの作品に最後まで付き合う覚悟を決めました。
恐らく、自分や現実と向き合う事が出来なければ、この作品と真正面から向き合うことは出来ないし、面白いとは思えないかも知れません。
逆に言えば辛い事を己の気付きに変えられるから、この作品には尊いものすら感じられるのだと思います。
「そんなにお堅く考えてばかりだと疲れるだけじゃないのか?」という意見の方もいるでしょうが、私にとっては比較的平和な日本という国で生き、こういった事を普段考えないからこそ、この作品をきっかけにでも日常の営みに埋もれ、忘れ去っていた何かをもう一度手に取り、考えを巡らせてみることはとても貴重だと思えるのです。
ごく私見ですが、このような作品とそれを成し得たスタッフに出会えたことを、私はたいへん幸運に思います。
最後に、本文は見極めの時間を置くために二巻、三巻の後に投稿したものであることをここに補足しておきます。
過度の長文、大変失礼しました。
願わくば、この稚拙な駄文が誰かの役に立ちますよう・・・。
魔法少女まどか☆マギカ 2 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
柔らかいタッチのキャラと魔法少女というキーワード。
事前情報なしにそれだけを組み合わせて連想できるものは、誰しも温かくて優しいものばかりでしょう。
かく言う自分も本作を第一印象で安直に捉え、心構えもないままに視聴を始めた一人です。
しかし、その実は徹底した現実主義からなる命の現場と葛藤の物語でした。
それは例えば、私たちの殆んどが戦争の悲惨さを情報として知りながらも、その恐怖を身を以て知っている訳ではないのと同じで、この作品はその『戦争の実像を論理的展開で表現したもの』とでも言うようなシナリオ運びをします。
論理的と言っても、この作品で肝要なのは『何故魔法が使えるのか?』ではありません。
『何故魔法少女になるのか?』なのです。
故に、主人公のまどかも始めは普通の引っ込みがちな女子学生でしかなく、敵となる魔女が用いる得体の知れない力に初めて遭遇した時も、恐怖に駆られて訳も解らず逃げ惑います。
一方で、それらに対抗する魔法少女達の使う魔法も銃であったり、爆発を伴うものが多く見られるのは、純粋に力は力以外の何物にも成り得ないという事を暗示しているように思えます。
アニメという枠にありながら、従来のそれらと逆行する様々な暗黒面が垣間見える本作の中では、夢のような力であるはずの魔法は夢のような時間を与えてはくれません。
やがてまどかが魔法少女というものを概ねで理解したつもりになっても、そういう存在として戦うということの代償とその実態は、冒頭で述べた戦争のくだりと重なってきます。
本当に恐ろしいのは、中途半端な知識で停滞すること・・・戦地にそれと知らずに赴いてしまうことでしょうか。
そしてまどかは思い知ります。
心の目では捉えきれなかった、真実を。
魔法少女・・・それは過酷な宿命を背負う者の、覚悟の名だったのです。
これを読むあなたの主義思想によっては、こういう意見に首を傾げる部分もあるかも知れません。
だからこそ、この作品に秘められたメッセージを、あなたが、あなたなりに汲んでみてください。
たぶん、それが『魔法少女まどか☆マギカ』の楽しみ方なのだと思います。
と、話が逸れましたが、上記のように二巻は一巻に掛かっていた濃い目のヴェールが一気に剥がれます。
良くも悪くも『現実ならこうであろう』がストレートに出てきますので、規制或いは自粛によりTV未放映だった部分が修正されるかも知れない事も考慮して、この巻で耐えられない方は後続巻のレビューを見るなりして様子を見た方が良いかもしれません。
私個人ではかなり楽しめているので☆5つ相当なのですが、万人にオススメ出来る内容ではないので☆4つとさせていただきました。
参考になれば幸いです。
長文多謝でした。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
ドラッカー氏の著書は、4冊読ませて頂いてます。
今回この本を手にしたきっかけは、評価の高さからです。
マネージメントの立場に有るとか無いとか立場の問題ではなく、仕事をする社会人として、そしてお金に関係なくボランティアとか住民運動する方にとっては、一読の価値が有ると思いました。
この本を読んで、共感できたならば本当のドラッカー氏の著書を購入すれば良いと考えます。
ドラッカー氏の著書を読んでも内容的には変わらないと思いますが「ひた向きな真面目さ」「原点回帰」「あきらめずに考え続けること」を”もしドラ”から学ぶ事がこの本の狙いであり価値だと感じました。
個人的には、文庫サイズで再発される頃まで待っても良いと思いました。
MITSUBISHI フルHD対応 倍速補間機能搭載 23型三菱液晶ディスプレイ(グレア) RDT232WM-Z(BK)
長年愛用していた三菱のCRTが壊れてしまい、とりあえず安く売って
いた別メーカーの液晶モニタを買いました。が、あまりの残像感と
見づらさにすぐ音を上げました。
なので今回モニタを選ぶ際に重視したのが残像感のなさ。そこで応答
速度がGtG 3ms、倍速付きの本機種を購入しました。
その期待通りこの機種は残像もかなり抑えられていて、画面も見やすく
なにより倍速が凄い。30fps等フレームレートが低い動画でも滑らかに
なるので、期待通りどころか期待以上でした。
ただ、倍速は動きが非常に激しいものや、処理落ち気味の動画はガタ
ついてしまうという症状がでるものもあります。
超解像は動画サイトの動画を画面拡大で見るとき等、スケーリングで
ボケた映像をクッキリさせてくれるのでとても役立っています。ただ、
文字が滲むので常用はできず、リモコンでの切り替えが少々面倒。
求めていたものが期待以上でこのモニタにはとても満足しています。