アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
この本から読み始めると何が何だか分からないはずなので、「戦闘妖精・雪風<改>」「グッドラック 戦闘妖精雪風」を読んでからお読み下さい。手前の2作の途中で断念したとしたら読めないだろうし、読めた人は一気に読めてしまうのではないか、と。
10年ぶりの新作。JAMとの闘いはかなり深い話しになっております。
伏線、というか、話しが入り乱れておりますので、一気に読むのをおすすめします。
元々哲学的な作品でしたが、今作では非常に哲学的な雰囲気になっております。
空中戦希望の方には少々物足りないかもしれませんし、本の半分くらい読むまでは全体像がつかみにくいと思われますが、後半一気に雲が晴れるように全体が見えてきます。
そして爽快感のある最後のシーンになって、すっきりした気分になります。
しかし、続きはいつ読めるんだろうか。楽しみに待つしかないですがねぇ。
「グッドナイト&グッドラック」オリジナル・サウンドトラック
このサントラは劇中に登場するセリフ以上に登場人物たちの心情を
雄弁に語っています。
映画を観る前に予習として聴くも良し。
落ち着いて考え事をしたい時やドライブの時のお供として聴くも
これまた粋でしょう。
この一枚があれば快適なひとときが過ごせるでしょう。
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
戦闘妖精雪風の続編。
今作は主人公深井零が自分の片腕と信じて疑わなかった雪風との
関係やジャムの正体について臨床心理士のエディス・フォス大尉、
過去の零のような人格の桂木彰少尉、ジャーナリストの
リン・ジャクスン、そして友人のジェイムズ・ブッカー少佐を
交えて見つめ直していくものになっています。
戦闘描写の精密さは相変わらず素晴らしく、零の視点で描かれている
場面は特に感情移入でき、読者も零と共に雪風のコックピットに
乗っているような臨場感を感じます。
物語の終わりとしては中途半端な終わり方をするものの、
神林氏の文才はそう感じさせず、むしろ非常に綺麗な
幕引きであったと感じられました。
しかしながら、アニメ版雪風5巻を見た神林氏はもしかしたら続編が
書けるかも知れないとおっしゃっていたので、ぜひとも出して頂き
たいと思います。
前作が気に入ったなら目を通しておきたい一冊です。
GOOD LUCK!! DVD-BOX
主人が航空機好き(あまりくわしくないのですが)で購入しました。見ると私もはまってしまって見ています。木村拓哉さんのパイロット姿かっこいいですね。新人パイロット(新海元)がいろんな状況を体験しながら成長していく。実際の現場はこんなんだろうと想像しながら見ています。リアル感がありますね。CAのお仕事もたいへんな重労働だなと感じました。一番好きなシーンは、成田への悪天候の中、再度着陸を試みる2人のパイロットの姿が印象的でした。このドラマを見てから普通に航空機が飛んでいる姿を興味深くみるようになり、搭乗する時は早めに空港に行って機種を覚えるようになりました。この作品はパイロットのお仕事の一部を見ることができたいい作品だと思います。
グッドナイト&グッドラック 豪華版 [DVD]
マッカーシーズムに真っ向から論戦を挑む主人公も、共産主義者への蔑視を共有している点には疑問を感じたが、報道の自由と責任に関する見識の高さには驚いた。NHKのだらしなさが思い出されて仕方がなかった。
映像は美しく、役者にも味がある。贅肉ゼロの渋い映画。