ALL TOMORROW'S PARTIES [DVD] (BRCDVD5)
ドキュメンタリーというより一本の映画として楽しめました
映像作品として編集が秀逸だと思います
個人的にはDirtyThreeのライブ映像が一番格好良かったです
あとボアダムスが長めに収録されてるのが日本人として嬉しかった(笑)
(客として訪れているダモ鈴木の映像もあり!!)
とにかく客も出演者もみんなが楽しそう。羨ましいです
Hardcore Will Never Die But You Will
間にライブ盤を挟みつつ、約2年半のスパンでリリースされた通産7枚目のスタジオアルバム。初聴時には「これまでで一番MOGWAIっぽくない!」作品だと感じたが、繰り返すうちにあぁやっぱりMOGWAIだと思えてしまう、その世界観はものの見事に健在。
特に"HAPPY SONGS"あたりで印象的だった感傷的な単音の鍵盤フレーズとはまた異なり、今作ではベッタリと平面的に敷かれるKeyフレーズが各所に目立つ。ときに宗教音楽のようにも、無機質なビープ音にも響くそれを下敷きに、それぞれに表層を変えたコンパクトな楽曲が並ぶ。
歪んだベース主導のドライヴ感のある楽曲や、ヴォコーダーを通したボーカル入りの曲、あるいは柔らかな昂揚と共に白光色の彼方へ昇っていく楽曲など、それぞれにフックが効かされた楽曲群。そのためか、前作以上に各トラック個別の独立した感が強く、アルバムトータルでの押し出しは弱く感じる。この辺で評価が分かれる気もするが、個人的にはアンセミックな楽曲不在の物足りなさを感じこそすれ、耳障りの良いバリエーションに富んだ轟音ナンバーの詰め合わせ、といった内容は素直に気持ちよく、悪くないと思った。
バーニング(DVD付)
トリプルギターの爆音が目に見ええるような、
モグワイ初のライヴ盤です。
静かな演奏から突然弾けるように
暴れだす楽曲の迫力がしっかりと録音されており、
彼らの魅力が十分に分かる内容となっています。
いわゆる爆音といっても、
ハードコアなどで使われる重低音の音の壁ではなく、
中〜高音域の鋭い音質が特徴的で、
実際のライヴでは、ステージから鉄板が
叩きつけられるような衝撃を感じました。
インストでエレクトロニカの要素がある
ポストロックバンドは今や相当な数がいますが、
やはりパイオニアは違うのだと実感させられる一枚。
彼らを知らない人でも、
特別なバンドであることが分かると思います。
既に解散してしまっていますが、
これをきっかけに、彼らが尊敬している
90年代の初頭にSUB POPに所属していた
「codeine」というバンドの作品にも
光が当たってくれると嬉しいのですが…。
ハードコア・ウィル・ネヴァー・ダイ・バット・ユー・ウィル(初回生産限定盤)
レヴューが少ないのは今の彼らの立ち位置が微妙な故でしょうか。当方、彼等の熱心なファンでは決して無いがコンパクトにまとめた曲が大半を締め、ラストにはお得意の長いトラックで終わって行くという非常にバランスの取れた良作だという印象を持った。でもハードコアなリスナーには今の彼等の音は大人し過ぎるかもしれないし、一般リスナーには相変わらず少し敷居が高いのかもしれない。アルバムジャケットから漂う寒々しい冬の中、浸るにはもってこいのアルバムかもしれないよ。