三億円事件 [VHS]
3億円事件について描かれたドラマ
実際にあった出来事で迷宮入り、犯人は捕まってないそうです。
真相がわからないだけにいくつも解釈ができるわけですが、そのうちのひとつとして捉えればいいでしょう。
しかし、おもしろい。
仲間の裏切り、誤解、事件の裏側を垣間見ることができます。
松田くんと長瀬君とたけしさんの3人がキャラクラーも含めて立ち位置がはっきりしており、わかりやすい。
ドラマスペシャルの2時間番組はいっぱいありますが、本作品はとても印象に残ってます。
ぜひDVD化してほしい。
御法度 GOHATTO [VHS]
音が良い映画、という第一印象。音楽はもちろん映像に寄り添って雰囲気をかもし出す役割を十分に果たしている。だがそれ以上に映像を生かしているのは役者の声ではないか。松田龍平のちょっと緊張したような声。低いのだが大人になりきっていない、しかし子供とは言えない声。
周りの役者陣もそれぞれの役になじんだ声を聞かせてくれる。
原作を読んだので、トミーズ雅が山崎(監察方)を演じるのは意外だったが彼の演技は良い味を出していた。はっとする顔など、見ている側は自然に笑ってしまう。しかし何と言っても武田真治の沖田総司が良い。本気で笑っているのか作り笑いなのかわからない、ちょっと神経質じみた感じの表情は最高だ。「TOKYO EYES」の頃から思っていたが芝居っ気を感じさせるセリフ回しが本当に上手い。
ハゲタカ DVD-BOX
未だ買収の標的にさらされている民放各局には手が出せない題材ですよね。
やっぱり大森南朋の演技が凄まじい(!)ですが、松田龍平演じる西野の存在
もこの短いドラマ全体にピリッとスパイスを効かせていたと思います。
劇中では、鷲津への憎しみと憧れを一緒に抱えながら、手段を選ばない徹底的な合
理主義で時代の寵児へとのし上がっていく過程はあえてカットされてましたが、西
野が裏社会にも手を染めてしまったことを暗示しているような想像をかきたてられ
て良かったです。西野主演のスピンオフ版とかあれば、面白いかもです。
ちなみにテレビドラマのDVDを買おうと思ったのは今回が初めてです(6月の再放送
を録画できるとしても、欲しいと思いました)。毎回エンディングテーマに流れて
いく時点でテレビ画面に向かって拍手をしてしまうくらい出来の良いドラマでした。