プリズム・アーク 第1巻 [DVD]
まず、初見の感想を率直に書かせていただきます。
「なんだ、この汚い画は・・・しかも、話に脈略がなく、超展開過ぎる。これを商品として
売るなんて正気じゃない」
それでも、私はプロ(自称)ですので脚本と作画の分析のために何回か見返していました。
自分でも全く信じられないのですが、今現在、どっぷりハマってます。
これ無しじゃ生けて行けないんじゃないかって位にハマってます。
一番の特徴は作画と脚本が定石と常識を完全無視。
そのため、普通に視聴していて1分後に何が起きるか全く想像が付きません。
酒か、あるいはヤク使わない限り作れないだろうと思われる豪快な超展開。
個人的に「カブトボーグ」を超えるネタアニメは10年は出ないだろうと思っていましたが、
既に並び立っている。
当初は真面目にファンタジーアニメ作品だと考えて分析していたのですが違いました。
間違いなくネタアニメです。
しかもこれは、最上級クラスです。
追記としまして中の人というか声優陣が極めて豪華なんです。
「MUSASHI-GUN道」にもこの傾向があったのですが、声優の卓越した演技力と
ミスマッチな作画、展開のギャップが上質なネタアニメの重要な要件に足ります。
少なくとも、一回見る価値だけは確実にあります。
大野哲也自選画集 PRISM
月並みかもしれませんが、まさしく大野氏の集大成とも言える画集です。
掲載絵、インタビュー含め、大野氏の作品に触れた事のある人、
ファンには必見と言えます。
久々に買って良かったと思える大判画集でした。
ぱにっく!!けろけろ王国
絵がとにかくかわいい。登場キャラクターも多く、バリエーションに富んだ遊びが出来る。落ち物としても十分に楽しい。アダルト的な要素は薄いのでその手を期待する場合にはお勧めできない。
momo-i quality ~ベスト
このアルバムに収録されている『mebiusring』は、
アダルトPCゲーム『Sweet Room』の主題歌ですが
モモーイが手がける最後のエロゲ主題歌になってます。
メモリアルですぞ。
ヴィヴィッド・テクノロジー―建築を触発する構造デザイン
コンピュータの発達が建築の構造エンジニアにどのように影響を与えていき、現在それをふまえた上でどのような働き方があるのかを示してくれる。出て来る方々は必ずしも構造家の方ではなく、最後の方ではどちらかというと意匠の方が「テクノロジー」に関してそれぞれの視点から語っている。OMAの重松さんなんかがしゃべっているなど結構意外な感じな人が多い。
そういう意味で、良くも悪くも本書でいう「テクノロジー」という概念は結構、幅が広いものになっている。
最近では、佐々木先生以後、ぱっと新しい構造デザイン=>最適化問題、と考えがちであるがコンピュータの使い方は最適化のみではなく、またデザインの方向性も色んな方向に向く事ができることを本書は示唆させてくれるように思う。と、同時に単なる構造計算だけであれば構造家はもはやいらなくなる時代が来るのではないか?ともリアルタイムで構造の善し悪しを応答してくれるソフトの話しを読んでいて思ってしまった。さらにリアルタイムで計算してくれるくらいの計算負荷であれば、Webアプリケーションとして世の中に普及するのも時間の問題なのかもしれない。
図がとても多く、構造関係のものだけに詳細なものやコンセプト模型などそれだけでもなにかを触発され、意匠側の人間も楽しみ易い構成になっていて、うれしいものだと思う。
佐藤淳さんが、構造計算のソフトは自前でつくっている、しかもカスタムで2,3日でプロジェクト用のものを合間合間で作って仕事で使っていると書いてあったが、世の中はプログラムの知識は最低限必要な方向に進んでいくような気分にさせる。