トラヴェリング・ウィルベリーズ・コレクション
事実上、ジョージ・ハリスンの音楽性を総決算したと呼べる作品(プロジェクト?)ではないのだろうか。これらの作品を発表した後の90年代半ば、ジョージは「U2やOASISなんてクソだ!」と発言していたが、その時既に彼はウィルベリーズというカタチで自らの音楽世界を完結させていた。事実、10年近く新作を発表する事無くこの世を去り、死後発表された『ブレイン』もウィルベリーズの延長に位置するサウンドであったし…。ジョージ・ハリスンが音楽に求めたものとは何か?…それは「究極の安堵」であり「シンプルな心地良さ」ではなかったのだろうか。それが本作にある。多くのファンにとってジョージのソロ・キャリアの頂点は『オール・シングス』なのだろうが、私はこの2枚を最高作として推したい。
トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.1
まさかこのメンツでグループ結成するとは思ってもみませんでした。
仮面の正体(実際はサングラスしか掛けてないからバレバレですが)は、
ジョージ・ハリスン(Otis Wilbury)、
ジェフ・リン(Nelson Wilbury)、
トム・ペティ(Charlie T.Jnr←いちおうWilburyの親類ということになっている)、
ロイ・オービソン(Lefty Wilbury)、
ボブ・ディラン(Lucky Wilbury)
※私の名前はここからもらっています。
の5人。つくづくロックを聴いていて良かったと思いました。
こんな興奮はロック・ファンじゃなきゃ味わえないですからね。
針を降ろしたときのゾクゾク感は、
今こうしてこれを書いているときも感じます。
It's Only Rock And Roll, but I Like It !!
The Traveling Wilburys Collection
オリジナルアルバム2枚が長らく廃盤だったわけですが、ここで DVD 付きの復活!
DVD のリージョンコードが気になりつつ購入したものの、リージョンフリーのようで一安心。
しかも日本語字幕まで付いてました。これなら日本盤の発売を待つ必要はありませんわね。
まぁ前の2枚も持ってはいたんですがね、ボーナストラックと映像目当てに買い直してしまいました。
私が買ったときよりも値下げしてる(笑)し、かなり買いのセットじゃないですかね。