打撃王 [DVD]
ルー・ゲーリックはベーブ・ルースとともに戦前のヤンキース黄金時代を築き、2130試合連続出場という記録を持つ伝説の名プレイヤー。その背番号はヤンキースの永久欠番。本作はその彼のまさに打撃王にふさわしい選手としての活躍と家庭生活が病に体をむしばまれて暗転し、遂に連続出場を断念し、引退に追い込まれる様を描くが、何と言っても引退式のスピーチが泣かせる。チームのために出場を断念するまでの葛藤、そして歴史上最も感動的な引退スピーチの再現がすべての野球ファンの心を動かすだろう。ベーブ・ルースが本人の役で登場し、夜行列車での移動等、当時の大リーグ選手の日常が描かれているのも興味深い。
1コインで大リーグの伝説、いや神話を知り、しかもお釣りがくるのだから驚き。野球ファンにとって必見の映画だ。
ベイブルース 25歳と364日 (ヨシモトブックス)
1990年代が始まった頃、大阪で荒削りだが抜群におもしろい漫才をしている若手コンビがいた。
ベイブルースという。
いかつい顔の男と少し細長い顔の男、しかしふたりともどこか人なつこい顔をしていて、早口でしゃべっていた。
2丁目劇場で人気が出て、NGKにも出るようになった。
その漫才はふたりの風貌に似合わず、どこか新しくて、でも大阪漫才伝統のテンポのよい、骨太の漫才だった。
将来の漫才界を背負って立つと嘱望されていた。
漫才の新人賞を総なめにして、これからというときに河本栄得が亡くなった。
26歳の誕生日の前日だった。
原因は劇症肝炎。
今、残された相方・高山トモヒロが河本のこと、自分の生い立ちのこと、ふたりが出会った高校時代の野球部のこと、吉本NSCへ入った頃のこと、その時の仲間の雨上がりやトゥナイトなどと遊んだこと、売れるまでのふたりの葛藤のこと、売れ始めてからのこと、そして河本が倒れてから亡くなるまでのことを書いた。
すばらしい作品である。
少年時代の家の話や高校の野球部の話は最高におもしろい、それでいてペーソスがあって知らず知らず涙を流してしまっていた。
最後、河本が倒れてから亡くなるまでの高山や芸人仲間たちの思いには涙が止まらない。
これはすばらしい青春小説だ。
出てくる人間が皆すばらしい。
そしてこれを書いた高山トモヒロはすばらしい。
小説の最後に、河本が亡くなって自暴自棄になって落ちていった高山が、嫁さんのお母さんの一言から立ち直っていくところが描かれていて、きっちりしめくくられている。
すばらしい作品、今年一番だ、絶対読むべしである。
渋谷系オールド・スクール(2)
自分的にはかなりお勧めの一枚。
Incredible Bongo BandのApacheや
FREEDOMのGet up and danceなど
結構収録されているCDが高かったり又は少なかったりする曲が
これだけ入ってこの価格!
やっぱりお勧めです。