ARASHIC
「WISH」「きっと大丈夫」というヒット作が収録されているのはもちろんのこと、
DVD化もされた嵐のアジア公演「Arashi Around Asia」や、嵐初のドーム公演「Arashi Around Asia + in Dome」で中心的なRapナンバーであった楽曲「COOL & SOUL」が収録されていることに注目したい。
「COOL & SOUL」でメンバー櫻井翔の編んだRap詞は、
「山 風 合わせ/巻き起こると皆大慌て/いま居合わせる 君 幸せ/この歴史を後世に語れるだろう?
アマテラスの頃から/俺らは地上の遥か外側」
と、
嵐がアイドルとして新しい領域に挑戦してきたことを題材にしたもの。
壮大かつ機知に富んでいて、
もはやアイドルRapの域を超えた名詞である。
(もっとも本人は「アイドルRap」であることに誇りを感じているようだが)
ライブで迫力のダンスを魅せた「I want somebody」や、
隠れた名バラード「旅立ちの朝」、「シルバーリング」(大野智の美声が絶品)も素晴しい演奏。
嵐のみずみずしい可能性を感じることが出来る名盤。
美男<イケメン>ですねDVD-BOX1
韓ドラで久々に興奮しました!一話見たらすぐ引き込まれて夢中になってしまいます。韓ドラにありがちな無駄に長いシーンや意味の分からないシーンとかがなくてドラマ自体のクオリティも結構いいと思います。何よりチャン・グンソク演じるファン・テギョンがすごく魅力的です。最初はめちゃめちゃクールなのに、ミナムに関わるにつれてどんどんなりふり構わなくなって突っ走っていく所や、壊れてしまう所のギャップがカワイイ!演技も自然でかなりハマり役だと思います。あと声もすっごく深くてイイ声でカッコイイです(≧Д≦)歌声はもちろん、喋ってるだけでもカッコイイ!見終わる頃にはすっかり魅了されてました。
最後の2話くらいの展開がちょっと駆け込み気味というか、慌てて全部を詰め込み過ぎた感はありましたが、ウルウルするシーンもあれば、思わず声を出して笑ってしまうシーンもあり、とても楽しいドラマでした!
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
こういう類いの本は決して買わないというのが私の主義でした。基本的に面白そうなところだけをつまみ食いし、立ち読みで済ませるといった具合です。血液型判断のような紋切り型の人間理解がどうも好きではないというのと、ある種軽蔑の念をもって「くだらない」と一蹴しておりました。ところが、ある時友人と会話をしていた時に、ふとしたことから男女の考え方・性向(人生、日常生活全般、恋愛観や結婚観)には理解しがたい大きな溝みたいなものがあるよねという話になり、友人がこの本を読めば根本的な違いがよく分かるよと薦めてくれたので、試しに読んでみました。確かに読んでみて、なるほどと思わされる点が数多くありました。そもそも男性と女性では、ホルモンの作用や脳の神経経路の働きが異なっているのであり、同種ではあっても同質ではない(むしろ異質なものである)という著者の主張には説得力がありました。裏づけとしてのデータや資料、科学論文からの引用がどれだけの信憑性があるのか疑問ですが、それはさておくとして、普通に一般の人が男女の関係で、それも互いのふとしたことをきっかけとしたボタンの掛け違いや誤解から深刻に悩んだりする前に、男と女はそもそも違うのだから、臨機応変に対応する術を知っていても損はないのでは、というのが率直な感想です。巷にあふれる血液型判断とは違いますが、半ばホント半ば疑問くらいの気楽な気持ちで読むのが良いかもしれませんね。ただし内容に繰返しが多く、刷り込み効果を狙っているなという点が若干気になりました。とにかく気楽に読める本なので、男女(恋人や夫婦)の関係で悩む前の<予防薬>として読まれることをお薦めします。
男子の本懐 (新潮文庫)
マックス・ヴェーバーによると、「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である」(『職業としての政治』岩波文庫より)。
この点において、浜口雄幸と井上準之助は優れて「政治家」であった。金解禁という、第一次大戦以降どの政治家も成し遂げられなかったことを、浜口と井上の2人は見事に成し遂げたのである。彼らは、金解禁をして金本位制に復帰することが日本の経済・財政にとって必要不可欠な政策であると判断し、それに粘り強く取り組んで実行に移した。その過程において、彼らはまさに「政治家」であったと言える。時代が彼らを政治家であり続けることを許さなかったのは悲劇であるが・・・。
政治家はかくあるべきである、と身をもって体現した浜口・井上のこの物語は繰り返し読むに値するものだろう。