A Day At The Races [+2 Remixed]
どうも本作は失敗作という文脈で語られることが多い。でも、オレは決してそんなことないと思うけどな。確かにすこーしハデさには欠けるようになったかもしれないが、楽曲の素晴らしさは決してなくなっていないぞ。まず、特筆すべきは名曲You Take My Breath Away。QUEENっていうバンドの本質はポップスというエンターテインメントの究極だといえる。だから、QUEENの全楽曲を合わせても、悲壮感の漂いまくる曲ってそこまで多くはないのね。そんななかにあって、このYou Take My Breath Awayは悲壮感漂いまくり。MADE IN HEAVENがリリースされたときのホームビデオではFreddieの逝去のシーンでこの曲が使われてたね。あまりにも悲しく、あまりにも美しい超名曲だ。あと、日本のファンへの感謝の気持ちをカタチにしたTeo Toriatte(手をとりあって)が有名だよね。Freddieの日本語の発音はかなり流暢だが、敢えて一箇所だけイチャモンをつけるなら、 「を」の発音が「よ」に聞こえる、ってぐらいかな。まあ、とにかく名盤です、これは。
Queen 2
いやあ、どう頑張って聞いても、これがクイーンの最高傑作としか思えない。一般にオペラ座ということになってるけど、不思議でしょうがない。オペラ座は突き抜けた感がないのね。芸術家というよりも技術者のにおいがしてしまう。ボヘミアンに引っ張られすぎではないでしょうか?
それに比べてIIはまさしくまんまフレディの内奥が吐き出された感じ。彼の世界に引っ張り込まれて客観的に聞けない。掻き回されて、いつのまにか七つの海に。彼はエンターテイナーであることは周知の事実だけど、同時に芸術家でありました。IIを聞けば分かることです。クイーンが商業的には一流、芸術的には二流扱いされているのが悲しくてしょうがないです。ツェッペリンやクリムゾンと比べても少しも遜色ない。こんな途方もない世界観をもちながら、レット・ミー・エンターテイン・ユーなんてやってたフレディに哀愁を感じなければなりません。
Greatest Hits 1 & 2
僕が初めて好きに なったアルバムです。小学校高学年の頃に兄貴に
教えてもらってから今にいたるまで聞き続けてます。当時は、エアロス
ミスとクイーンとディープパープルしかしりませんでしたが、その中でも
クイーンは一番気に入っていたバンドです。フレディ・マーキュリーの声、
ブライアン・メイのギター ロジャー・テイラーのドラムとジョン・ディーコ
ンのベースが絡みあう唯一無二のサウンドに今も虜にされています。
特に頭から離れなかったのが2曲目のAnother One Bites the Dustです。
イントロのベースラインとドラムはかなり衝撃的でした。そのリズムを
キープしたままブライアンのカッティングギターとフレディのハイトーン
が重なってくるところはもう小学生の僕でも踊ってました。あとやっぱり
Bohemian Rhapsodyは世紀の名曲だと思います。20世紀の名曲に
イマジン、イエスタデイについで選ばれているのも納得できる曲です。
「オペラ座の夜」ではアルバムの締めとしてふさわしい役割を果たして
ますが、このアルバムの 頭からBohemian Rhapsodyというのもかなり
いい役を買ってでてます。 全曲がクイーンらしいすばらしい曲で 僕が
音楽を好きになるきっかけをくれた思い入れのあるアルバムです。