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小学館文庫 僕は妹に恋をする
コミックとも映画とも異なるオリジナルのノベライズです。
全体としては台詞が映画寄りでしたので映画を見る前に読むもよし、見てから読むもよしだと思います!
ただ、映画の予告にあったラストシーンとはやはり異なりました。それが残念…。最後に個人的な意見になりますが映画予告を見てから読んだ私にとっては「あのシーンでの台詞だ〜」って楽しみながら読めましたよ。
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小説 さくら前線 ~君だけの天使になる~
私かかねがねこの作者の作品については生きた愛を描いているとレビューしてきましたが、今回は死が大きなテーマである。
あまりにも狭いコミュニティで次々に起こるトラブルがあまりにも現実離れしているという意見もあるかもしれない。
しかし、それも、日常的な感情の動きも事件だと考えれば、さもあるかもしれない。
結局根底には登場人物の若さからは想像できない深い愛情がある。純粋であるが故におこるすれ違いや、進まない部分。
天使という立場で見える現実や逆にそれゆえのもどかしさがいっそう物語りに彩りを添えている。
ここには紛れもない生きた愛の証があるといえるのだろう。今回も名作です。